あらすじ
貧しいジェペット爺さんが、不気味で不思議な丸太から作った人形が、糸もないのに動き始めた！人形のピノッキオは、ジェペットの子どもとして過ごす。しかし、やんちゃ少年なピノッキオは何処かへ行ってしまった・・・・
レビュー
この映画最大の魅力は、映像にある！衣装や画面の画角には舞台を思わせる作りとなっており、映画を見ているというよりは劇を見ている感覚に近い。ストーリー自体はみんなのよく知っているピノッキオを大きく変わる事はなく、映像と世界観を楽しむものであると思う。ディズニーのピノッキオよりもブラックな物をお望みなら、間違いなくこれだろう
邦題
この映画最大の微妙な点はダサい邦題にあるだろう。イタリアではただの「ピノッキオ」として上映されているが、日本版でのみ「ほんとうの」と要らない文句が付いている。よくバラエティー番組でやりがちの本当の童話はこうだ！がやりたかったのだと思うが、そもそも原作の「ピノキオの冒険」とも話の内容は違う。原作には原作の映画には映画の良さがあるのに何故わざわざ「ほんとうの」なんて要らん文句をつけるのだ。どちらも本物なのに。売るためにしょうがない事なのかもしれないが、好きではない。