愛猫が爆睡をしていたのに、起き上がり
ドアのほうを見つめる
このしぐさをするときは
たいてい、母が2階に上がってきた合図である
そして、実家猫も一緒に母を見守るように必ず上がってくる
先に私が声をかける
「どうしたの?」
ドアから母が現れ
「あの~あの~メガネ・・・・・・」
「メガネかけてるよ?」
たぶん、眼鏡ではない
失語症なので、出てくる言葉が母はメガネなのだ
「どうした?」
言葉は出るが、理解できない・・・・
一緒に下に来いというから、1階に降りる
実家猫に
「ありがとう。降りよう」
頭をなでると
『私、ちゃんとおかあしゃんの面倒を見ているわよ』
満足気
母が降りて、私が降りて、実家猫が付いてくる
少し、一緒にいるが話が飛んでわからない
出てくる言葉もパニックで、呼吸も荒くなっている
なにかでスイッチが入ってしまったよう
テレビではお気に入りの水戸黄門がやっている
そばにいて少し、様子を見ていると
落ち着く
何か不安なことに襲われてパニックになった感じ
「もう、大丈夫?」
「うん」
痩せていく母に不安が隠せない私
夕方、母と散歩した名目は私の歩行訓練
車イスを押すと私は安定して歩けるという名目
母には気分転換になったようで
ちょっと、安心