学生時代アルバイトの関係もあるけど毎日に様に通った新宿も随分変わってしまった。
街並みもそうだけど、そこに入っていた老舗飲食店も随分減ってしまった。
当時学生の身なので、金銭的な余裕はなかったけど、新宿は比較的安価な老舗店が
沢山あった。
懐かしい記憶を思い出しながら、昨年秋てんぷらの船橋屋で昼食をとった。
ロールキャベツのアカシヤは現存だけど、紀伊国屋書店の前にあったシューマイの早川亭なんか
いつの間にかなくなってしまったなあ。
昨日年に1回行くか行かないかの状況下で、久しぶりに新宿に下りた。
最近ではJRは殆ど使わないので、南北線で新宿三丁目駅
伊勢丹に用事があったので、どこで食べるか・・・・と考えここしかないね
老舗の中の1つとんかつ「王ろじ」さんで食べることに
買い物する前11時過ぎ頃を狙って入店、1階はすでに満席状態で地下へ
学生時代は値段的な理由でカレーを良く食べていたけど、
今回は食後の胸やけを回避すべくとんかつ定食にした。歳だね(笑)
ここのとんかつは肉が美味しいのはあたりまえだけど、私は衣が大好き。
ソースで浸した衣は、なんとも言えぬ触感と味になって、衣だけでもいいよと感じてしまうほど
そして、キャベツだね
荒い千切りにマヨネーズがかかっているけど、キャベツにほんのり酸味をつけているので
微妙に食べずらい切り方をしたキャベツが、面白ほど食べやすい。
そしてとん汁
具は豆腐、たまねぎとベーコンと一般的なとん汁の印象と違うけど
ここの汁は、ベーコンの存在が大きい。注文を受けてベーコンを炒めるところから
始めるという点で、ほっとする香ばしい味わいが癒される。
創業100年を超える老舗、生き残るには厳しいビルに囲まれた立地条件
末永く続けてほしい新宿の数少ない名店