十和田の町から奥入瀬方面に向かってちょっと右手に入ったところ

十和田は言わずと知れた新渡戸稲造公のおじいさんが大開拓を進め

現在の街づくりの基になったところ、その昔は今ほど賑わっていなかった様だ。

なので、各所に点在する集落も独自の風習を守っているところが多い。

それが今でも継続されているところが重要だ。

 

ここ板ノ沢集落で、印象深いのはこのカヤ人形だ。

無病息災、五穀豊穣、子孫繁栄などカヤ人形を作ることで祈りの対象に

した。

まさに現在の、ウイルス蔓延の状況は

この様な大きな人形に守ってもらいたくなる。

大きいもの、強そうなものに悪事の退散を願ったり、繁栄を願うのは

自然の考え方だと思う。

実際私も、長々手を合わせてしまった。

この集落だけではなく、日本全体を守って欲しいものだ。

 

恨みの対象にされる藁人形も、大きな人形のそばに置かれると

子孫繁栄のイメージがはっきり伝わる。