日蓮宗の聖地身延山は、本堂の周りに宿坊を備え、まるで高野山の雰囲気に似ている。

独自の道を進む空海と日蓮は似ているのだと思う。

高野山では、奥の院には空海の廟があり、高野山最高の聖地とされ、写真撮影も出来ないほどの管理をされている。

また、ここには空海が未だ生きていて、毎日食事を運んでいる。

身延山でも日蓮の廟があるが

それは、三門と本堂の途中にある。

 

廟の近くにには日蓮が住んでいた草庵跡が残っているが、ここを廟に選んだ理由も判る感じがした。

 

この日は、雲ひとつ無い晴天となり、日差しが眩しかった。

またセミも沢山鳴いているが、ミンミン蝉が多く、夏の終わりを惜しんでいるようにも感じる。

すこし歩くと、特徴的な狛犬が置かれていた。

角張って、ロボット的な雰囲気で

中華料理店前に置かれている獅子の様な雰囲気だ。

途中の常唱殿で御首題を先に貰う様に勧めているので、それに従う。

御首題の場合、文字数も多いので時間もかかるので、参拝時間に書いてもらった方がいい。

高野山ではここからが聖域だろうが、ここではそこまでの境界はないが

神聖な雰囲気がある。

霊山橋を渡り、そこから階段を登る。

そんなに高低差はないが、登りきるとちょっと広い空間にでる。

綺麗な青空をバックに、見事な拝殿だ。

拝殿から廟を伺う、さすが見事なものだ。