この2日の祇園祭散策で、ほぼ見たい山鉾が見れたので
次の目標に向かった。
次は傘だ。
数年前、京都 管大臣神社界隈にハンドメイドの傘屋があると言う情報を得ていた。
その後何度か、その界隈を歩いてみたが、どうも見つからない、
Googlemapに入れた情報を頼りに歩かなかったことも原因だが、今回はしっかり確認しながら・・・・
この界隈、我が家は、JALプリンセスホテルを良く利用する、貯まったJALマイルを、ホテル支払いに当てての利用。
この界隈とても静かな立地、早起きの私は、家族が起きる前に1人で良く散歩をしていた。
松原通りを歩いて、六道辻あたりまで歩くか、また繁昌神社、そして管大臣神社をお参りしてと東西を歩くルートだが
色々と街の状況を観察していたが、それでも見つけきれなかった。
そして今回、管大臣神社を参拝後、西の鳥居を出て・・・・確かこの辺とGooglemapを確認しても、
確かにここにあるはずだが見つからない。
私は、大きな看板、そして広い店構えを想像していたところが間違っていた。
ちょっとしたスペースにあるこじんまりした店だった。
店というより、卸の事務所的・・・・これじゃあ見落とすね。
早速中に入り、説明を受ける。
制作済みものには、気に入った柄もなく、そうなればオーダーとのこと
この時期、ストック生地も随分無くなったが、どうにか気に入ったものを見つけお願いすることに
私は、昨年まで20年選手のスウェイン・アドニー・ブリッグの傘を使っていた。
当時でも日本では超高級、イギリスで直接頼んでもそれなりの値段だったので、買う気などなかったなかった
当時贔屓にしていたアメリカの通販サイトで、バーゲンになっていて送料をいれても2万ぐらいで買えることが分かり
即注文した。
高級感とコウモリの形をした伝統的な姿は流石だが、一番は傘を開いた時、ぐぐっとする音ここが一番だったが
流石に20年も使うと、生地は問題なかったが柄の部分とかの劣化が激しく、捨てることになった。
その後、北斎グラフィックの傘とかを使っていたが、ここは1ついいものを買いたいと思っていた。
定番なら、前原の傘でも良かったが、satou傘の情報を得て、まずはここを見てからと思っていた。
近年、雨が多く、傘は大活躍なので、生活の中でも必須なアイテムだ。
ストック品とオーダー品に費用差はないと言うので、迷わず注文・・・・出来上がりは年末とのことだ。
まずは、寸法、雨か日傘か、生地、柄の材質、止め紐の色など・・・・やはりオーダーは楽しい。
比較的涼しかった京都も、朝一で山鉾を見学、そして傘のオーダーとちょっと休憩したい気分だったので
sousou青山店長から推薦された、・・・・さんに行くことにした。
場所的には、JALプリンセスホテルの近所だ。
多分人気店なのだろうが、タイミングが良く少し待っただけで案内された。
大変感じの良い店だが、なにせ席数が少ない。
儲けより趣味の店感が感じられ居心地がとてもいい。
店内は、注文品を含め写真撮影が禁止され、静かでゆっくりした時間を過ごすには最高の空間だ。
各所に、その旨注意喚起されているのに、写真を撮って店員に注意される馬鹿な日本人客がいた。
外国人のマナーの悪さを色々と報道されるが、日本人もひどいものだ。
店によっては、宣伝としてインスタ向け写真を容認しているところもあるが、ここはそんなことは必要ないし
あえて宣伝なんか必要ないと考えているのだと思う。これはとても良いことだ。
店のコンセプトを理解せず、勝手な判断でこの様な行為、この様な小さいことを守れないところに、犯罪が減らない
仕組みが眠っている。難しい問題だ。
場所柄、行列なんかすると地域住民から苦情も絶えないのだと思う、入口にも必ず座って待つこと、そのような書き込みもあった。
だからこそ、地元民の安らぎの場としても地元に根付く店として頑張っているのだと思う。
増えすぎた観光の町京都も、この様な空間を大事にしている店は、儲けがなければ店の維持もできないし
大変だと思うが、頑張って欲しい。
疲れた体に、かき氷は大変染み渡る。
京都散策も、ほぼ終盤にきていて、最後の山笠 保昌山をみたら、もう戻りってイメージだったので
私には珍しく、ゆっくりくつろいでしまった。