神社仏閣巡りを最優先して、食は二の次の私が今回の大分散策では
珍しく食を優先した。
高山寺参拝後、安心院に向かった。「あんしんいん」と書いて「あじむ」読む。日本語は本当に難しい。

安心院に向かった理由は、すっぽんを食べるためだ。

すっぽんは、独身時代横浜で、あぶく銭が入ったと言って数人の同期とた現場帰りの潤った懐から散財して食べた思い出がある。
そのときは、同時にふぐもたべ、翌日鼻血を出すほどの凄まじさだったが

それ以降、食べる機会は全くなく、京都の大市も考えたが、普通のサラリーマンが食べる値段ではないので
食べたいけど食べられない日が続いた。

今回、久しぶりに大分に行く機会が出来、その周辺情報を調べていると、すっぽんが名産だと言う情報を得た。
もう楽しみで仕方が無かった。

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目指すはやまさ旅館さん
11時開店ということで、ほぼぴったりに入店
しかし・・・
やはりこの手の店は予約をするべきだった。
うなぎの名店もそうだが、注文してから裁くので時間がかかるからだ。

予約をしていなかったが、部屋は空いていて食事することは問題無かった。
しかし、準備に30分かかるとのことだった。
この日2月9日は、関東が大雪予報の日
果たして飛行機が飛ぶのか?そんな不安の中での食事だったので
30分間は逆に、飛行機の確認やらもしもの為の宿泊予約などするにはうれしい時間だった。

飛行機は相変わらず、羽田出発もGOが出てない状況、北九州空港界隈では私が定宿としている、スーパーホテルやルートインがなく、予約も少々面倒だが、部屋の空きはありそうだ・・・・そんな状況で、部屋に案内された。
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予想外の個室
これは、くつろいで食べられるのでうれしい驚きだった。
昼は定食もあったが、ここはすっぽん鍋を選んだ。1人前6000円弱と、格安だ。
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テーブルの上には、すでにグツグツと火にかけられた鍋が置かれていた。
鍋がすっぽんの形をしているのが面白い
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まずは前菜扱いで
すっぽんの生き血・・・・・通常は酒で割られるが、車なのでオレンジジュースで割ってもらった。
見た目ブラッドオレンジだ。
そして、酢もの、歯ごたえが心地いい
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そして、レバ刺しだ。
最近では焼肉屋でも食べられなくなったレバ刺しだが、すっぽんは大丈夫のようだ。
肉系に比べ歯ごたえ感は弱いが、味はしっかりしている。
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そして、鍋の蓋が開けられる。
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まずは少しだけすっぽんを頂く。
器もすっぽん
骨に絡む肉がほろっと崩れ、美味しい。
ポン酢との相性と、柚子こしょうが実にいい。
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柚子こしょうの容器もすっぽん
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オーソドックスな野菜を加えられる。
野菜類は普通の鍋と変わらないが、この界隈で取れると言うネギがとても美味しかった。
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鍋の楽しみは、シメにある。雑炊だ。
特にすっぽんの雑炊は、私の雑炊像の中で一番だと思う。
今回、これを食べたくて食べに来たと言っていい。

鍋を食べるから体が熱くなるのは当然だが、すっぽんを食べると一層元気になる気がする。

鍋も中半頃、気にしていた飛行機も出発が決まり、東京地方は予想よりも降雪が少なくなりそうだった。
飛行機が予定通り飛ぶことが判り、ほっとすると同時に
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デザートのすっぽんシャーベットが心地よかった。
すっぽんが入っているようだが、味は柑橘系ですっぽん感はない。

安心院のすっぽん料理、
今度はこの旅館に泊まって食べたいものだ。


すっぽんは大変美味しいが
亀を料理すると言う、こと自体が我がかみさんは受け付けないようだ。
特にこの部分、嫌いな人にはもう完全にノックアウトの部位だ。
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