聖徳太子好きの私は今回の参拝でここ斑鳩寺をとても楽しみにしていた。
私の勝手なイメージでは、
奈良の法隆寺、京都の広隆寺、大阪の四天王寺が聖徳太子のゆかりの寺ビック3だが
兵庫にもあるとは・・・・・って感じだった。

しかし、寺名が斑鳩寺と法隆寺の地名を冠している上
太子町鵤とそもそものいかるがの意味である「鵤」が土地の記憶として残っているのがとても興味深い。
その昔、七堂伽藍の規模だったらしいので、法隆寺に負けぬ規模だったことが判る。
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ここを参拝する前、私も色々下調べはしていた。
そのメインは、やはり講堂の3体の仏像だ。
しかしこれらの丈六の仏像をみることができないことは知っていたので、寺の雰囲気だけでも感じられればと言う思いでの参拝になった。
相変わらず雨は止まず、傘をさしながらは少々面倒だ。
立派な仁王門には、東北地方に見られるような少々滑稽な仁王が守っている。
保存状態があまり良いとは言えないが、そろそろ改修の時期なのかもしれない。
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講堂を前に右手の弥勒堂前に納経所がある。
御朱印を貰いつつ、本堂の開扉の時期などを聞いていると、本堂裏にある宝物館と聖徳太子を祀る聖徳殿は見れるとのことで、せっかくなのでおねがいした。
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本堂裏は大規模な改修工事を行っていて
宝物館は、そのエリアに入っていく感じだ。
ここの仏像は、基本鎌倉時代が中心、創建が当然古いので藤原時代を期待したいところだが
それは、寺の再建のタイミングもあると思う、当然聖徳太子時代の建物は残っていないので仕方ない。

地味ながら三重塔もある
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ここで、私が目に付いたものは、すっかり忘れていた。逸品だった。
雑誌ムーでは大変お馴染みのオーパーツ、聖徳太子が作ったと言われる地球儀だ。
どう考えても聖徳太子が作成したものでは、地球儀でもないと思うが
このような古代のロマンを秘めたものを目にするのはとてもうれしいことだ。
茶色っぽい球体で、大きさはソフトボールぐらい
雑誌などで初めてみた印象は動物の骨を固めたみたい・・・・な印象だった。
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その後、聖徳殿を見せて頂いた
ここには、若い聖徳太子の像が祀ってあるが、面白いのは仏像に髪の毛がつけてあることだ
少々雰囲気的に異様な感じもする。
綺麗な衣がかぶせられ、これは皇室から頂くものらしい。
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