イメージ 1


私は四国八十八霊場を巡り始めて5年になる。
基本、香川もしくは愛媛への出張に合わせて巡るので、巡礼順序がバラバラなハードな参拝だ。

私は、まず全てを巡るこれを一番の目的にしている。それは参拝というより、歴史的な背景を知るため
これで全て巡ったら、今度はかみさんと一緒に、ゆっくり1番からなり88番から順番にめぐりたいと思っている。
今は、全貌を把握する序章にすぎない。

そんな緩い参拝を続けていたが、先日、香川県は結願した。
そして今回は高知県、愛媛県2県を結願し、残りは徳島県のみ
88箇所あるうち82箇所巡ったことになる。ゴールは見えるところまできたのは自分でも驚いている。
当初の参拝は、電車と歩きだったが、レンタカーを使うようになって、参拝範囲も格段に広くなった。

今回は松山入り、八幡浜に用事があったので、アクセス性の悪い足摺岬まで足を伸ばす計画だった。
結構な距離を移動することになるので、延三日間、途中計画を変更しながら
霊場番号で言うと、37番岩本寺から45番岩屋寺まで、岩から岩への巡礼となった。

今回の出張は、先方の指定で、1ヶ月前から決まっていたが、直前の大災害、予讃線の不通や宇和島界隈の被害と、いつもの参拝とは異なる復興を願う参拝となった。本来なら復興の手助けをすべきだろうが、出張の身では邪魔になるだけなので、寺を巡ることで復興を祈ることにした。
例え私の車1台でも復興の邪魔にならない様に、宇和島界隈の大通りの移動は極力避け、早朝をなどの空いてる時間に移動することにした。

我が家も横須賀と言う山の多い土地、土砂崩れの危険を秘めたエリアに住むだけに、他人事ではない今回の大災害、自然の驚異を感じざるを得ない、複雑な巡礼となった。

当初、
初日は松山泊なので、道後温泉に使って松山の大型神社を巡り
2日目は、44大寳寺、45岩屋寺
3日目は、残り
を考えていたが、どう考えても37岩本寺まで行ってしまうと、残りを回るのが大変厳しくなる

なので、往路の飛行機の中で、工程を大幅に変更した。
初日に44、45を巡ってしまい松山に泊
2日目に、37番まで行ってしまい、その後は、八幡浜に近い41,42,43を巡り、八幡濱に泊
3日目に38、39,40を巡れば、無理の無い工程になる。これに決めた

しかし、これでは、同じ様な道をなんども走ることになるが、限られた時間、使える時間は有効につかう
私らしい選択だ。全てを終了しレンタカーを返した時メータをみると700kmを超えていた。(笑)
先日の京都は半日で神護寺まで行っても30kmの移動、いかにコンパクトな地形だったが
さすが四国八十八霊場 一筋縄では行かない壮大な巡礼だ。