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興導寺の御住職から弥生のムラ界隈を散策することを薦められたが、今回は六郷満山結願を優先し
細かな散策は、この次・・・・あるか分からないけど・・・・にとっておくとして、先を急いだ。
次は、報恩寺に向かった。
進行方向左手、立派なつくりは普通の民家ではないことがすぐに判る。
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ちょっと遠目の駐車スペースに車を停め、心地よい日差しを浴びながら歩いて向かった。
武蔵川越しから見えた景色は寺の横からだった様だ。

二層の立派な鐘楼門を潜ると
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正面には本堂・・・・寺というより、豪農系の建物の様なつくりだ
多分その昔は茅葺き屋根だったのだろう・・・
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本堂には人影がなく、庭でなにやら手入れをしていた方が、御住職の様だった。
普通に野良仕事をしている感じで、御朱印をお願すると、快く応じてくれたのでちょっと驚いてしまった。
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この寺では第29番寳命寺の御朱印も一緒に頂くことができる。
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こじんまりした境内だが
まさにエビネが満開だった。
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それも通常の園芸種ではなく、少々変わった色なので園芸好きには気になるものだ。
御住職にお聞きすると、山で採取して植え付けたものらしい
今ではあまり自生のエビネなんか見れなくなったが、ちょっと前までは山に沢山咲き乱れていたのだろう・・・
東北でもそうだが、山歩きをしていて往路で例えばヤマユリなどを見かけると、復路では見事になくなっていることが良くあった。この様な自然破壊は困ってしまうが、これも仕方ないことなのかも知れない。
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綺麗な庭なので、もう少しゆっくり見せてもらったが
私が気になったのは、仏炎苞の植物
ぱっと見、緑色だったのでマムシグサかと思ったが、近くによると紫色も見えたのでウラシマソウかと思ったが
特徴的な釣竿にみえる付属体がないので、ウラシマソウではないがなにより葉っぱの形が3葉で特徴的だった。
私の記憶するところでは、希少種の三ツ葉天南星ではないだろうか・・・とネット検索したら
葉っぱに形が微妙に違うようにも思えるが、仏炎苞を持って3葉はこれしかないので、多分そうだろう。
関東ではみることができないものだけに、エビネよりこっちの発見が嬉しかった。
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境内で一際目立つ石造六角仏塔
これは関東大震災の被害者の供養で作られたようだ。
四国八十八箇所を遥拝出来るように八十八体の弘法大師像が刻まれているのが特徴的だ。
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