高野山奥の院
混雑時ならどのぐらいかかるのか分からないが
この日は、ガラガラ状態対向車もなく、約1.5kmぐらいの距離あっと言う間だ。
奥の院入口には大きな駐車場があるが、車はまばら
10時にもならないタイミングで、もう戻りの観光客がいる。
本来、手前の熊谷寺から歩いてくるのだろうが、我が家は最短距離で駐車場へ
壇上伽藍も寒かったが、ここは空気の冷たさをより一層感じる。
神聖な雰囲気とともに、温度の低さも一層身にしみる。
入口は大手企業の墓所
英霊殿に向かう突き当たりを左手に入ると、今度は鬱蒼感が増し
戦国武将など、歴史上の超有名人の墓所が並ぶ。
空海が今も瞑想を続けている聖域との境界 御廟橋の手前に
御供所がありここで、御朱印を頂ける。
今回は、四国八十八箇所の御朱印帳に
本来結願したあとのお礼周り的な参拝なのだが
私の場合残り15社を残し、ご朱印帳の1番目がここ奥の院なので、書いてもらうことに
そこで、この後ろか最後の余剰用紙に金剛峯寺でも頂いた方が良いと言うので
従うことに・・・
この御供所の左手に目的の生身供の嘗試地蔵がある。
ちょっと時間が早かったので、燈籠堂及び廟を参拝し
時間まで嘗試地蔵近くで待つことに
ここで、初老のご婦人に声をかけられた。
この時間なら是非生身供を見てから戻ったほうがいいと言う
我々はそれが目的だと伝えると、納得した様子で
色々と世間話から高野山の賑わいなど説明頂けた。
ご婦人も、足繁く通われているようだが、生身供を見るのは数回
そして、今日の様なガラガラ状態は滅多にないと言われていた。
この光景は、実はTV見仏記やブラタモリで既にチェックしているので
内容は判っていたが、やはり実際に見るとなると緊張するものだ。
白木の箱を2人の僧が担ぎ、先頭を維那が務める。
既に参拝は済ませているものの
彼らの後をついて行き、食事をお供えするところまで、見学することができた。燈籠堂内は大変暗く、食事の内容まではわからなかったが
素晴らしい体験だった。