やっと聞香の話です。
昨日は、昼に鎌倉から戻ってきたものの、午後はちょっとばたばたしていたし、夜はレイトショーで映画を観に行く予定だったので、折角購入した聞香グッツは、開封しないまま・・・・・今朝、実際にトライしてみました。
まず、鬼頭天薫堂さんで、
初めてトライすることを告げ、必要なグッツなどの説明を丁寧にしてもらいました。
ネットや本などで色々と知識を入れていましたが、
やはり素人ですから、専門家に聞くことは大事ですし、
間違った解釈をしていないかの確認にもなります。知ったか振りは厳禁ですね(笑)
私の性格上、こだわったグッツを集めたいところですが、
やっぱり、
まずはやり方を覚えることから・・・・・
なので、一番安いスターターキッド的なものを買いました。
必要最小限の道具だけを選ぶことも可能でしたが、トータルで計算してみるさほど金額的に違いがなかったことも理由です。
スターターキッドなので、全てが入っているので、すぐにトライできます。これも楽ですね。
そして今日・・・・
まずは、道具を並べ使い方のチェック
香炭団(こうたどん):香木を温める炭ですね・・・・これに火をつける前に
聞香炉に香炉灰を入れ、火箸や灰押を使って灰山をつくる練習から・・・・
正式には、
聞き筋を作ったあと箸目(はしめ):飾り模様・・・をつくるのですが、
それにはあまりこだわらず、あくまで略式で、
ネットや小冊子、などを参考に、灰山をつくる練習から
これは、何回かやると、それなりの形になりました。
私も、娘も面白がって、何回も作っては山を崩して練習・・・・・
灰を扱うので、灰を押した後、灰押についた灰が落ちたりして、結構回りが汚れるんですね。
このキッドには香木が2種類入っています。
白檀と沈香・・・・1cm四方(薄さ2,3mm)の板が10枚ぐらい入っています。
多分香木としてのグレードは低いものでしょう。
これをカッターを使って1/3ぐらいに割って、準備しておきます。
熱をかけなくても、とても良い香りがしますが、
どちらもあまり香りに変化がない気がしました。
香炭団に火を入れ、
香炉に埋め、
灰山を整え
銀葉に載せた香木を・・・
まずは白檀から・・
香木の量の問題、
香炭団との距離の問題・・・
など素人なので慣れていないかもしれないけど
物凄く良い香り・・・・・これは感動ですね。
お香や、アロマ、香水など匂い系に慣れている我が家ですが、体験したことの無い香りです。
線香やお香に似ているけど、もっと直線的が香り、凄いです。
初めてってこともあって、3人で何度も嗅いでは感動してしまいました。
どうせなら、沈香も試してみようと・・・・
香木の匂いではあまり違いを感じなかったけど、
香炉に載せた途端、手を覆う必要がないぐらい
良い香りが、・・・・これは凄い、素人でも白檀との違いがはっきりします。
香りの好みもあるかもしれませんが、白檀より複雑になった感じ・・・
初めてながら大満足・・・・
香道恐るべし・・・・・・ちょっとはまってしまいそうです。
香炭団が消えるまで、
そのまま香木を載せたままで、玄関に置いてみましたが
香りが充満しています。
道具、作法、そして香木と、大変奥が深そうで、
色々と勉強ができそう・・・・・・・・・私好みの嗜好かもしれません。
スターターキットは、
簡単な箱に入っていたので
これに仕舞うのはちょっと味気ないし、私っぽくないので
良い容器はないか・・・・と探していたら
ありました。
岩手県一戸の鳥越で作られる鈴竹の行李ですね。
名人の穴久保さんが作った竹かごにぴったり収まりました。
京都旅行まで
色々勉強して、京都散策では聞香炉や道具など探してみたいですね。
山田松香木店さんに行くのも、より楽しみが増しました。