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私がまだ中学生だった頃、「アディダス」や「プーマ」などのスポーツメーカ商品のことを単に「メーカ品」と言って、所有することがステータスでした。ステータスがスポーツメーカってところがみそです。今考えれば・・・・当時、普段着が上下ともにジャージでした。
これで、上野や赤羽などの繁華街に普通に着て行ったのですから、ちょっと凄いですね。
普段着のジャージ、部活のジャージ、そしてお出かけ用のジャージと使い分けしていたんですね。それだけ、皆が着ていたのです。(笑)

当時は、比較的安価で手に入れ易いメーカとして、「ヒットユニオン」や「ジェレンク」なんかがありましたが、アディダスは別格でした。ドイツの会社ってところに、凄さを感じたものです。アディダスは3本線、ジェレンクは4本線だったりして、物凄く意識していたのでしょうね、私は始めてこのジェレンクを買ったのですが、いんちきアディダスと言われていました(笑)。
また、アディダスのマークに似せた怪しい商品や、adidasならぬadidosとかadiosなんかパッと名前を見ただけでは間違ってしまう、商品も沢山売られていました。当時は、洋服などは母親が買い揃えていたので、上記のような間違った商品をadidasだと思って買ってしまった友人もいましたね。このようなフェイクものは、当時同じように流行っていたアーノルドパーマーの傘マークの商品…おもに靴下にもよく見られました。
今の様に、見た目では全然わからないフェイクと違って、明らかに偽物って判るところが面白いです。あえてその逆、フェイクと判って着ているつわものもいましたね。

最近では、我が娘なんかも幼稚園前からアディダスを普通に着ているのですから驚きます。そんなアディダスはドイツのメーカ、当時ドイツと言えばベッケンバウアーでした。彼は、アディダスの広告塔として輝いていました。

私はどうも新しいデザインを素直に受け入れることが出来ない性格…、ですから以前紹介したボルグが着ていたフィラのジャケットの様に古いデザインが好きだし、極力それに近いデザインを探してしまいます。
最近のアディダスは、以前の硬派なイメージが消えてしまい、私の好きなデザインではなくなった感じがあったのですが、このベッケンバウアーモデルが発売されたことは、本当に嬉しかったですね。
随分細身になりましたが全体的な感じは昔のものと似ています。でも難を言うなら、当時着ていたジャージは、胸にadidasの名は無く、確かポケットの下ぐらいに刺繍でマークのみが付いていただけ…と記憶しています。
でも、このベッケンバウアーモデルは、充分納得できるシンプルデザインです!!