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横浜外人墓地から港の見える丘公園に入ると右手に、オレンジ(茶色?)の洋館らしき建物が見えます。
鞍馬天狗の著者で有名な、大佛次郎氏の博物館です。
我々の年代でも、ちょっと鞍馬天狗は分からない・・・頑張って親父の時代??なので、あまり気にもしていなかった作家でしたので、博物館も別に気にもしていなかったですね。

大佛・・・「おさらぎ」と読みますが、この名前は普通に読めば「だいぶつ」ですね。でも、「おさらぎ」って読めず「だいぶつじろう」って読む人も多い様で、大好きな北杜夫氏のエッセイにも、同じような笑い話が書いてあったことを思い出します。

大人は200円です。安いですね。
階段を上がると、照明の上に猫のオブジェが飾ってあります。
大佛氏は、物凄い愛猫家だったようです。
記念館の中は、やはり「鞍馬天狗」に関連するものが充実しています。
実際に使われた覆面も展示されています。
懐かしい映画のポスターも展示されていますが、やはり鞍馬天狗と言えば嵐寛(嵐寛寿郎)ですね。
ポーズも決まっています・・・・迫力です。

色々感動して見学していると、珍しく若い子もちらほら・・・大部分が老人ですからね。
分かって入っているのかなあ・・・と思っていたら、やはり全然分かっていなかった。
やはり定番の「おさらぎ」と「だいぶつ」の話をしていましたが、驚いたのは・・・
「ねえこの映画物凄く古い・・・役者の名前、嵐寛・・あらしひろし・・・・だって」
わたしも、これは古い映画だし仕方ないけど、「あらしひろし」はないよなあって笑ってしまいました。

奥には、大佛次郎氏の書斎(寝室)も展示され、ところどころに猫の置物が置いてあります。

地味な博物館ですが、中々見ごたえはありますね。ちょっと鞍馬天狗が見たくなりました。