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カラヤンが指揮するモーツアルトのホルン協奏曲は、やはりブレインが吹いたフィルハーモニアの演奏が有名ですね。私が始めて聴いた時は、当然レコードですが、確か擬似ステレオってジャケットに書いてあった記憶があります。基本的にモノラルの録音ですが、古さを感じさせないのは、やはりブレインの恐ろしいまでのテクニックだと思います。未だにこの曲のベスト版・・・納得です。

でも、私は大変地味ながらザイフェルトの演奏が好きなんです。
カラヤンのベルリンの黄金期を彼のホルンが支えたと言ってもいいでしょう。
カラヤン自身も、理想のホルン奏者と褒め称えていました。

私がザイフェルトのホルンにはまってしまったのは、忘れもしない84年の日本公演で、ブラームスの1番を聴いてからです。4楽章のあのホルンの音・・・・今でも耳に残っています。

演奏会終了後、カラヤンは奥さんとさっさと帰ってしまい、でも真近で見られたのはラッキーでした。
その後に出てきたベルリンフィルの演奏家達、もうスターぞろいでした。
サインをお願いすると、気軽に応じてくれて、これまたラッキーでした。
ローター・コッホからサインを頂いている時に、私の目の前をザイフェルトが通り過ぎてしまい・・・
あっと思ったらもうバスの中、誠に残念・・・・って思ったら、窓がスーーーっと開き、こちらに手を差し出してくれて、私はプログラムを渡し、念願のサインを頂きました。そして握手まで・・・うれしかったですね。

若いアイドルに絶叫する気持ち・・・私も分かります。本当に興奮していましたね。
見てもいないのにカラヤンに向かって思いっきり手を振っていました(笑)