イメージ 1

イメージ 2

多分相当前に、NHK教育で日本に来日した往年のスター・・・・みたいな番組を放送していました。
その中で、物凄く印象に残ったのを覚えています。
多分戦後すぐの来日だと思いますが、白黒の画像 にこやかな顔で、訴えかけるような歌い方、とてもやさしさを感じ、すぐにFanになってしまい、CDを探しました。

彼の名は、ゲルハルト・ヒュッシュ ドイツ・リートの大家ですね。
彼は、1930年代にこの白鳥の歌の抜粋を歌っていましたが、全曲となるとこの日本での録音は初めての様です。

日本来日のコンサートの合間に録音されたそうです。
彼が録音したのは、50歳を超えた年齢のため、声の輝きや切れなどが全盛期に比べ落ちているとライナーノーツに書かれていますが、私はそうは思いませんね。
彼が今までに歌いこんできた究極の歌かたち、これこそがこの曲の表現にぴったりだと感じます。

なかなか歌曲を聴く機会もないと思いますが、耳に優しいバリトンの歌声は、とても心が癒されると思います。