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もう誰もが知っているこの曲、ユーイヤ-コンサートではアンコールに必ず採り上げる「オーストリア第二の国歌」とまで言われる名曲ですね。
多分私が一番初めに聴いたのは、ウイーンフィルのコンサートマスターだった、ウィリー・ボフコフスキーが指揮するワルツ集だったと思います。彼の大全集でした。
ワルツ演奏の教科書とも言えるもので、さすがウイーンフィルのツボを心得ていますね。

その後、ニューイヤーコンサートの復興に尽力した大指揮者クレメンス・クラウスの演奏を聴きました。早めの演奏、物凄く研ぎ澄まされたスタイルはまさにクラウスの音、高貴さを感じる感動の演奏ですね。

そんな中、ここでは2つの面白い演奏を紹介します。

1つめは、トスカニーニが指揮するもの。
これはなんとも面白いとしかいいようがありませんね。
この曲がここまで大衆化されていなければ、十分評価される演奏だと思いますが、やはりウインナワルツとはちょっと違います。1つの管弦楽曲として聴いてみるとそれはそれで良い演奏だと思いますが、ある意味貴重な演奏ですね。
一般的な評価はあまり良いものではないです(笑)

もう1つは、カラヤンです。
カラヤンは、ワルツ集を何度も録音しているし、87年のニューイヤーでも登場しているので、誰もが1度は必ず聴いていますね。
前にも紹介した「2001年宇宙の旅」にも彼の演奏がサントラとして使われています。
さてそんなカラヤンですが、正規録音ではない、一般的に海賊版として売られているもので面白い演奏が残っています。
ディスクには詳しいデータが書いていないので、多分1958年ベルギーのブリュッセルでの演奏録音だと推測されます。シュトラウス・プログラムの中でこの曲を演奏しているのですが、珍しいことに合唱付きです。
それも大人の男性合唱です。録音は悪いのですが、この合唱付き、なんとも真新しく聴こえ・・・・・なかなかいいですね。

以前、私がこの曲を聴いている時に、義理の母は「懐かしい・・・」と言って、忘れてしまいましたがドナウとは別の曲名を言っていました。
戦時中か、戦後まもなくなのか判りませんが、この曲を学校とかで聴いたんですかね?
少なくとも私の時代には合唱付きで聴いたことはありませんでした。