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この本を買ったのが昭和56年5月6日と書いてあるので、たぶんそのちょっと前だったと思います。
FM放送で、モーツアルトの毒殺(サリエリに殺された??)をテーマにしたラジオドラマをやっていました。
モーツアルトの死後、30年ぐらいたった頃、若者2人が、モーツアルトのゆかりの人と会いながらその謎に迫って行くという内容だったと思います。
有名な声優や俳優を使ったドラマだったもでなかなか豪華でした。
私はそこでモーツアルトが毒殺??と言うことを知り、モーツアルトの波乱な人生だったことに驚きました。学校では育ちの良いお坊ちゃんとしか教えてくれませんからね・・・・

その番組の別コーナーで、数人の対談がありました。
モーツアルトについて語っていたのですが、そこで出てきたのが「モーツアルトの手紙」だった。
声楽家の故友竹正則氏が物凄く面白おかしく読んだ内容が凄く印象的だった。
モーツアルトがいかに変わり者だったか、そのお馬鹿さ加減がたまらなかった。
音楽家一番の下ネタキングは間違いなしです。ちょっと頭がおかしいのでは・・・とまで感じるぐらいです。
映画「アマデウス」の内容は、モーツアルトの人物像としてみれば、ある意味忠実ですね。

そこで、手紙に関する本を探し、これを見つけた。
モーツアルトの人間性を理解するのは最高の本です。
吉田秀和氏が翻訳しているので、内容がしっかりしています。・・・・・が少々文章が硬いのが難、もっと面白く翻訳したらもっといいのにと思います。
でも面白い本です。