その記事には、「ロシア皇帝ニコライ二世」がバカラに注文した大燭台が展示されていると書いてあり、大変懐かしく思いました。
記事には復刻品と書いてありましたが、私は以前恵比寿のガーデンプレイスでこの本物を見ました。
バカラいいですよね、私もグラス少々持っているぐらいですが、あの重量感と口当たりのガラスの薄さはやはり凄いと感じます。
この大燭台は、1896年にニコライ二世がパリを訪問した際、サンクト・ペテルスブルグ宮殿のために注文したものです。
１２基注文されましたが、折しも10基を納めたところで第一次世界大戦そして悲劇のロシア革命が起こり、２基は納品されずパリに残ったそうです。
この写真は現在パリ・バカラ美術館に展示されているうちのひとつ、本物です。
素晴らしい芸術品ですね。