ムソルグスキーと言えば、「展覧会の絵」かこの曲なので昔から知っていました。
でも以前より聴いていたのは、リムスキー=コルサコフの編曲で、ムソルグスキーオリジナルの原典版を聴くようになったのは、アッバードの演奏からです。

この曲について調べてみると以下の4つの版に判れるようです。
 _侶燹屮汽薀鵐棔次廚任離皀繊璽奸1864年頃)
 原典版(1867年)
 2侶燹屮愁蹈船鵐好の市」若者の夢(1880年)
 ぅ螢爛好ー=コルサコフ編曲による改訂版(1886年)

やっぱり一番の馴染みのあるリムスキー=コルサコフ版が一番曲として聴き易いですね。
しかし、原典版を初めて聴いた時は、その恐ろしく不気味な曲に驚いてしまいました。
本当の彼のイメージはこれなんだ・・・・とあの有名な自画像の印象にピッタリだと感じましたね。
私が愛聴しているのは、アッバードが1994年の日本公演でのTV録画の演奏です。

アッバードは、ムソルグスキーフリークなんですね。知りませんでした。

どちらかと言えば、アッバードは派手さの無い地味な指揮振りですが、この曲ではもの凄い気合が入っています。
搾り出すような指使いと苦痛を感じる表情、曲の気持ち悪さを体全体で表現している名演ですね。
次は、是非4曲収まったディスクを聴いて見たいですね。