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今日は寒いですね。青森も雪がちらついています。初雪です。


寒い話題にあわせてロシアライブを紹介しましょう。
ジョージ・セルの指揮を沢山聴いている訳ではありませんが、このディスクは大変興味深いものだと思います。クリーブランドの黄金時代を築いた彼が、旧ソ連レニングラードでのコンサートの実況録音です。ムラビンスキーがガンガンに指揮していた時代です。演奏項目は以下の通り
ロッシーニ:泥棒かささぎ
ドビュッシー:海
ブラームス:交響曲第3番
ドヴォルザーク:スラブ舞曲第3番

とてもバラエティに跳んだプログラムですね。
イタリア、フランス、ドイツそしてチェコとそれぞれ国が違う作曲家の作品を織り交ぜています。セルはハンガリー出身で、アメリカのオーケストラそしてソビエトのライブですから、そこまで深く考えると7カ国に関係している、まさにグローバルなコンサートになりますね。

一曲目の「泥棒かささぎ」の演奏から凄いです。明確なリズムはセルの変わらないスタイルですが、それに迫力感が加わります。そして物凄いスピード感と金管の鳴らし方、フィナーレが特に圧巻です。多分セルも相当興奮していたと思いますが、オケ側も同様だったと思います。