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往年のクラッシックものの映画と言えば、ストコフスキーが出演した「オーケストラの少女」が有名ですが、物凄く地味ながらとても感動する映画が、この未完成交響楽だと思います。
私も中学の時始めて観て、未完成の曲が好きになりました。

基本的な話は、教師をしていたシューベルトの未完成交響曲がなぜ2楽章だったのか?をメルヘンチックに描いているものです。
1933年製作ですので、音的には悪いですが各所に挿入される音楽は、ウィーンフィルが担当しており、当時の美しい演奏が印象的です。
また、有名な歌曲「野ばら」の作曲場面は、小学校の教師であるシューベルトが算数の授業中、黒板に書いた分数の数字からイメージが広がり、その分数が拍子となり黒板に音符を書いて行ってしまう・・・と言うもので、それを見ていた生徒が歌いだすと言う少々笑える展開。さりげなく生徒はウィーン少年合唱団だったりします。

自画像のシューベルトしか分かりませんが、演じる役者が物凄く良く似ています。
少々切なさが残りますが、感動する映画です。