イメージ 1

イメージ 2

ウイーンフィルの名ホルン奏者達の名人芸を集めたCDです。
録音が物凄く古いので、完全に歴史的な記録って感じになってしまいます。
以前紹介しましたフルイベルグは知っていましたが、それ以前の方は初耳でした。

良くこんな古い録音が残っているなあ・・・程度で聴いていました。
そもそも、R・シュトラウスのホルン協奏曲を聴く程度で買ったものだったのですが、再度ディスクを取り出してみて驚きました。

ブルックナーの交響曲第4番「ロマンティック」の第3楽章が入っています。
当然ですねホルンが有名な曲です。
驚くのは指揮者です、クレメンス・クラウスが振っています。
クラウスと言えば、ウインナワルツを戦後復活させた功労者であり、またカラヤンの学生時代の先生の1人でもあった人です。気品が高く、軽快な音楽を得意としています。
クラウスはその高貴な顔立ちからハプスブルグ ローマ皇帝の落とし子とも言われた逸話も残る大指揮者です。まさかブルックナーの録音が残っているとは驚きでした。

そしてベートーベン交響曲第6番「田園」と第8番の極一部ですが、こちらはフランツ・シャルクが指揮をしています。
こちらもクラウスと同世代の大指揮者でカラヤンの先生にあたる人です。トスカニーニよりちょっと前の指揮者ですから、大指揮者二キッシュの時代に近い人ですね。