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カール・ベームと言えば70年代、カラヤンと人気を二分した大指揮者です。
彼はベルリンフィルのモーツアルト交響曲全集でも分かりますが、とても厳しい音楽作りをする指揮者で、リハーサルも大変厳しかったらしいです。

しかし晩年はやさしいおじいさん的な感じもあり、ウイーンフィルの団員からも物凄く愛されていました。彼は何度か日本に来ていますが、特に75年の日本公演は、その演奏のすべてが素晴らしかったですね。

そんなベームですが、モーツアルトとR・シュトラウスを大変得意にしていました。

今回紹介するのは、43年、44年のライブ演奏です。若さみなぎる演奏が味わえます。
モーツアルトは、ジュピターとアイネクライネの2曲
そしてR・シュトラウスはホルン協奏曲2番 これは驚くかな世界初演です。
どちらもウイーンフィルの演奏ですが、ホルンは名手フルイベルグが吹いています。
初演ですし、この難曲です。ところどころ不安定な音が出てきますが、そんな事は関係がないぐらいウイーンの音、柔らかく甘い音色が堪能できます。素晴らしい演奏です。