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子供の頃、母が物凄くゲーリー・クーパーが好きだった。
まさに輝かしきハリウッドの時代の大スターだったが、私はどちらかと言えばミスター西部劇のジョン・ウェインの方が好きだった。(彼ら2人は犬猿の仲?)

高校生ぐらいになって、初めてこの映画を見た。
クーパーのファンだった母の気持ちが物凄く良く判った。確かにクーパーも歳だったし、病気を患っていたのかも知れないが、派手なガンアクションや、屈強の男と言うイメージはまるでなかったものの、彼には他の役者に見られない品があった、これが演技にも生きている。
西部劇でここまでの品を出せるのは、クーパーかグレゴリー・ペック(この映画の最初のオファーは彼?)ぐらいだろうなあ。

以下、少々ネタばれがありますが、古い映画なのでご勘弁を・・・
クーパーは任期を終えた初老の保安官役で登場する。
かつて刑務所に送った悪どもが町に帰ってくる事を知る。
刻々と近づく時間・・・町に動揺が走るが保安官任せ、保安官は町を守ろうと翻弄するが民衆は一向に応じない、そして決闘・・・・・・勝利!! 
なんと言っても最高の見せ場は、ラストシーンにある!!
民衆が保安官を称える中、彼は胸のバッチを投げ捨て去っていく。ここ!!
ここが最も印象的なシーンです。投げ捨てた後のクーパーの顔が忘れられませんね
この映画は、挿入される曲「ハイヌーン」も映画の雰囲気にぴったりで大変素晴らしいです。

またここでもヒロインの話題になってしまいますが、妻役のグレース・ケリーが本当に美しい。
公開当時、彼女の演技に色々批判が出たらしいけど、そんなことはどうだって言いぐらい・・・・未だに褪せないですね

マニアックな出演者ですが
刑務所帰りの悪どもを駅で待っている若者の1人に、クリント・イーストウッド主演「夕陽のガンマン」で競演した名優、そうリー・バン・クリーフが出ています。若い!!