前回、

 

何回も会っているとお互いになんだか親しみを持つ。

 

というお話をしましたが。

 

もし皆さんに職場や同じクラス、部活に好きな人がいるのならば――。

その人に恋人がいたとしても、その相手が遠距離恋愛や別の職場や学校など、頻繁には会えない相手だった場合は、毎日のように会うこちらの方が好意度が上がりやすい、というのをご存知でしょうか?

 

これは心理学で『ゾイオンス効果』と呼ばれているもので、別名『単純接触の原理』とも呼ばれています。


アメリカの心理学者ザイオンスが実験し、

 

接触の回数や頻度が多ければ多い程、親密度が増す

 

ことを証明したものだそうです。

 

ここで不思議なのが、効果があるのは「会っている時間の長さ」ではなく、「会っている回数」である事なんです。

けれども1つ、注意すべき点があります。

 

それは、

 

第一印象が悪くなかった場合に限る

 

という事です。

 

第一印象が悪ければ、そもそも成立しませんので、第一印象を悪くしない事が必須条件となります。

というか、なるべく印象は良くしておきたいものですよね。

 

学生ならば、例え違うクラスでも、何度も何度も相手の教室まで行ってみましょう。

無意識に「顔を見たい!」という思いだけで、相手のクラスに行ったりしている人もおられるかと思いますが、無駄な事ではありません。

 

何度も何度も自分の顔を相手に見せて、アピールしてみましょう。

 

これも、ザイオンスの実験で効果が証明されています。

 

回数を多く見せた写真に写っている人物ほど、被験者の好意度が高くなる

 

という事なので。

つまり、会話をしなくても顔を何度も見ているだけで好感度が上がるという事。

 

 

例え話した事がなくても、相手からの好意度は高くなっているかもしれません。

 

これならば、奥手な方でも実践出来るのではないでしょうか。

 

ですが

『印象を悪くしない事』

これだけは、守る必要がありますけれども。