こんにちは。

ブログにお越しいただき、

ありがとうございます。

 

肩書は人材能力開発者。

企業で人材育成のお手伝いをしたり、

個人向けのセッションをしています。

 

現在は、企業研修の内製化をサポートするための

研修パッケージを展開しはじめました。

引き続き、その準備&営業活動に邁進中です。

 

引き続き、

がっつり新入社員研修に浸っています。

 

相変わらず、毎日、アホみたいに

新入社員&若手社員について

そして、育成や教育について考えています…

 

 

先日担当した、

某IT企業の3年目社員研修で。

 

 

約20名の受講者に対して

2日間にわたって

ビジネススキル&コミュニケーションの研修。

 

その中に、

頭一つ図抜けた

2名の受講者がいました。

 

この2人が優れていたことは何か。

 

 

① 異論、反論、主張ができる

 

この研修は、ケース設定があって

個人ワークで自分なりに考えたうえで

グループで一つのアウトプットを作成する設定。

 

昨今の若手社員に接している方であれば

①が何を意味するのか、

すでにお分かりかと思います。

 

グループでアウトプットを作成する際

特に解答例があるような演習であった場合

「それなりの」回答がでると

基本はそれでOKとなることが多いんです。

 

特に、昨今の若手社員の場合

受容・尊重・同意は大得意だし

正解を出したい、という思いがあります。

 

結果、グループディスカッションが活性化しないことや

完成度の高い「誰かの回答」にのっかって

なんとなく終わってしまうこともあります。

 

でも、彼らは違いましたね。

 

彼らは、時間のある限り

「これって、●●とは違うのかな?」

「私は★★っていうことも考えたんだけど」

「ほかの人ってどんな意見?」

とディスカッションを深めたり、広げたりすることができます。

 

ときにミスリードすることもありましたが

基本スタンスは変わらない。

 

結果、彼らがいたグループは

ほかの受講者も気づくことが多く

臆せず発言もしやすくなる。

 

まさに自然発生的なリーダーシップだったと思います。

 

 

②学習レベルが高い

 

ZOOMでの研修の場合、

私は、1セッションが終わるたびに

チャットで気づきを送ってもらっています。

 

このセッションにおいて・・・

あなたが最も学んだことは何か?

あなたにとって最も重要な気づきは何か?

 

同じプログラムを受講しても、学習の内容やレベルは

けっこう変わってきます。

 

これ、研修においては非常に大事だと思っています。

 

お伝えしたことを〝そのまま″

そこを学習しました・・・

とフィードバックがくる研修は

「コケている」

と認識しています。

 

なぜなら、

自分たちの課題感や実践イメージがないままに

受講しているから。

 

恐らく、その研修内容は実行されないです。

 

多様なコメントが送られてくるのですが

優秀な2名はそれぞれ、

独自でかつ深いコメントをくれました。

 

 

【Aさん】

実務の中で学習したことを実践する際に、

今の自分では足りていないところ、

リスクを感じるところ、

さらに学習したいこと

などを挙げてくれました。

 

【Bさん】

講師が補足した内容、事例で深ぼった内容を拾い

それがなぜ重要なのか。

(講師がなぜ重視したのか)

を推察してコメントしてくれました。

そして的を射ていました。

 

 

それぞれ、コメントの切り口は異なるのですが

共通することは・・・

 

この学びを活かすことのリアリティが高い。

 

ということです。

 

これが何を意味するのか?

 

私は、彼らの受講スタンスも含めて

2つのことを感じていました。

 

「組織(部署・チーム)へのRoyaltyが高い」

 

「仕事へのコミットメントが強い」

 

 

もともとの能力の高さは当然あると思いますが

恐らく何か違う要因もあるだとろうな、と。

そんなことをうっすら感じていました。

 

研修終了後、研修のご担当者さんに

上記のことをフィードバックしました。

 

ら・・・

実は思わぬ背景があったのです。

 

 

本日はここまで。

最後までお付き合いいただき、誠にありがとうございました。