当音楽教室では、クラシック音楽をベースとした各種楽器のレッスンを行なっています。
「レッスンは出来たのにな...」「昨日はできなかったけど、今日はできたぞ!」「あれ、まただめだ」「と思ったら、だんだん上達してきた!」そんな風に、自身の研鑽の過程に一喜一憂しながらも、ふと練習の軌跡を振り返れば、習い始めた頃からできることが増え、表現の幅がぐっっと増えている。それだけで素直に「嬉しい」「楽しい」と思える。それが音楽教室での習い事の魅力の一つだと思います。

仕事柄、大きなコンクールやオーディションで審査員をさせていただくこともあり、
今日はコンクールをテーマに書いていこうと思います。
(公平性のため私が審査員を務めているコンクール名などの詳細は書きません)
ピアノは特にコンクールが激化していますが、
コンクールは、どの楽器・声楽でもありますので、
全てに共通する内容を
コンクールの目的は2つだけです。
・経歴(キャリア)
・モチベーション(実力向上の一助)
この2つだけです。
どちらだけ、と偏ることもないのですが、
どちらを意識しているかで、コンクールを受けるときの「戦略」が変わります。
経歴だけに重きをおくのであれば、
自身の技術力より、少し控えめの曲を選曲する事になりますし、
モチベーションに重きをおくのであれば、
現在持ち合わせる技術より一歩先にある「挑戦」するための選曲となるわけです。
どちらが選択として正しいのか?
・経歴(キャリア)
・モチベーション(実力向上の一助)
どちらを優先してコンクールを受けるべきか。
考えても、そこに正解はありません。
正解は、人によってそれぞれだからです。
音楽家精神からすれば、
「モチベーション」を選択するのが正解のように思われますが、
まだまだ学歴社会、経歴を重視される風潮はあるわけです。
音楽の良し悪しが分からない方には、「経歴」が最も分かりやすい形になりますし、
私立音大の奨学金制度などは、この経歴がとても有効に働きます。
どのように音楽家としてのキャリアを歩みたいかで、
コンクールを受ける時の「戦略」は変わってくるのです。
発展途上の小学生~高校生たち。
まだまだ発展途上な学生の身であれば、
挑戦と経歴のバランスを図る事は重要ですし、
挑戦ばかりして結果がついてこず、自信喪失すると元も子もない。
このあたりの考え方を、講師と本人、そして家庭で支える保護者と
きちんとすり合わせておくことが、なによりも大切です。
コンクールの受験にむけて
・目的
・課題
・結果の受け止め
を受験前にすり合わせておくことです。
目的と課題が明確であるほど、受験するお子さんの結果の受け止めがスムーズです。
ここは、口酸っぱく、伝える必要があります。
私の生徒がコンクールを受けるときは、
生徒の状況と、将来を考えた中で決定します。
・十分な実力が備わってきている生徒にはキャリア優先。
・課題はあるが、私立の特待生を目指すならキャリア優先
・課題はあるが、国公立芸大を目指すならモチベーション。
その内容で生徒に合わせて戦略をたてます。
コンクール反対の音楽家もいますが、
ご家庭の経済状況も様々な中で、コンクールやキャリアは有効なものとなることを考えると、
全否定ばかりはできないのが現実なのです。
私が審査をするときに注目するのは3つ。
①基礎
アカデミックな奏法が身に付いているか
②音楽を理解しているか
③自分の意志で弾いているか
この3点です。
①②ができていれば、大体のコンクールの1次予選は通過します。
問題は③なのです。
この③ができている演奏は、①②だけでとどまっている演奏とは雲泥の差となります。
①~③ができていなければ、本選には進めません。
①基礎
アカデミックな奏法が身に付いているか
②音楽が身体にはいっているか
③自分の意志で弾いているか
この3つを審査時に判断するわけですが、
演奏を聴けば、一小節目だけでもすぐわかります。
「音楽を、理解は、できているんだな」
これが②の状態です。
「なるほど、君はそう弾きたいんだね!」
これが③の状態です。
〝わかっている”だけでは本選にはいけないんです。
おう、なんて厳しい世界・・・
どんでん返し
コンクールについて書いてきましたが、
安心してください。
コンクールを受けていない一流の音楽家はたくさんいます。
ちなみに私も今では審査員をさせていただいていますが、
私が受けてきたのは、奨学金とか助成金関係のオーディションばかりなので、
コンクールはほぼ経験していません。
私自身、音楽家的精神でいえば、
・コンクールなんていらないだろう。
とド真剣思っています。
コンクールがなくても、
自らの意思で溢れる向上心から練習に向き合いさえすれば、
自ずと「音楽」として結果はついてくるものです。
しかし、人はゴールがあると、頑張れるんです。
ゴール設定があるだけで、モチベーションがぐっとあがる。
演奏会、発表会、この並びにコンクールをいう「本番」を取り入れる。
そんな感覚でいいのでは、と私自身は感じているところです。
そもそも、
コンクールよりも、奨学金系のオーディションが増える方が、
よっぽど、価値があるのでは、と思ったりしますね

「楽しい!」
だから
「本気になれる!」
世界レベルのレッスンを提供している当教室だからこそ、
音楽ならプロになれる技術力を伝承いたします。
そこで培ったグリッド力は、生徒さんが将来、音楽とは違う分野にいったとしても、
大きく羽ばたける力となるのです。
「グリッド=やり切る力」は小さな目標をしっかり達成することから身に付きます。
確実で意味あるスモールステップで、
プロ奏者に必要な技術が習得できます。

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