彼が自閉症知的障害と診断が下ってから、真っ先に思いついたことは、周りの目が耐えられない・・・が本音でした。
私は、自分で言うのもなんですが、子供の頃非行少女・・・俗に言う不良娘だったので、ツッパって生きてきました。
虚勢を張って生きてきたので、周りから可哀想な人と見られることが屈辱で耐えれないと思っていました。
そして、何度も自殺未遂を繰り返すのですが、死にきれず・・・。
私の腕には生々しい傷痕が未だに残っています。
気が狂った様に、包丁で切りまくっていたので、傷痕は未だに消えません。
そんな私に彼はニッコリ可愛らしい笑顔で微笑んでいました。
その時です。
自分は死にたくて今まさに死のうとしてる。
でも彼は可愛い笑顔で私を見てる。
はて・・・この子がもし死んだらどうなるの?って疑問が浮かんだんです。
自分が死ぬんじゃなくて、この子が死んだら?と・・・。
そしたら、一気に我に返ったというか。
とてもじゃないけど、我が子を失う悲しみって想像を絶する痛みを感じました。
その瞬間ですね。この子が死ぬ事が私にとって1番辛い。そう気付いた。
そしたら、悩みなんて嘘みたいに消えました。
そして私は何を悩んでたんだろ・・・って。
結局、虚勢を張って生きていく道しかなかった私の小さなプライドは意図も簡単に崩されました。
彼の笑顔と存在によって。
あーそうか。彼は死にたがりな私に生きなさい。と教えてくれる為に産まれてきてくれたんだなーと思いました。
それが私の障害を乗り越えたきっかけです。
本当にきっかけなんて、些細なことなんだと思います。
でもこの些細なことに気づくまでに時間がかかる。
それもまた道なのかもしれません。
山あり谷あり。
人生は平たんじゃないから、楽しいのかもしれません。
では、また。