rocorvavi1985のブログ

rocorvavi1985のブログ

ブログの説明を入力します。

Amebaでブログを始めよう!
今日は私の誕生日。
誕生日は毎年、バタバタせずに、
ゆっくり好きなことをしてすごす、
そう決めている。

そして、今日は、
病院でのんびりすごしている。

「バァ、今日は私の誕生日よー」
「ほうか」
「バァはいくつ?」
「知らん」
「今年、100才よー」
「うそー」
「バァはいくつのときに結婚したん?」
「20」
こんな風に今日は久々に反応もよく
声がでている。
本当に久々のこと。
これは私へのプレゼントかも。

バァの栄養のほとんどを鼻から摂ると決め、
ドクターが高カロリーの静脈点滴を止めた途端、
続いていた微熱が治まった。
翌日からは表情もはっきりして
言葉数も増えた。
好調が数日続き、
なーんだ、経鼻栄養と高カロリー輸液の
相性が悪かったのか、
ていうか、24時間ずっと入れていた高カロリーが
体に負担だったのか、と
ホッと安心した日のこと。

その日は格別調子がよかった。
キョロキョロと退屈そうな様子も見せ、
検温にきた看護師さんに
「熱はないんじゃ」
そう報告するほど。
栄養が順調に入ったのを見届け
午後からの仕事に向かう。

その仕事先で携帯が鳴った。
液晶に表示されているのは
病院名。
ドキリ。

「鼻の管を自分で抜いちゃったんです」
えぇーっ。
「再度管を挿入したんですが、
また抜くといけないので手をしばっても
構いませんか?」
その同意書に判をくれという。

あー、やっちゃったか。
バァの退屈そうな様子に
なにか胸騒ぎは感じていた。
あー、やっちゃったか。

かくしてバァは
捕らわれの身となった。


しかも、順調だった経鼻経管栄養が、
管を再挿入して微妙に位置が変わったのか、
痰がよく出るようになってしまった。
ゴロゴロいい始めると
みるみる酸素濃度が減ってしまう。

そして、またしても
曇り時々微熱、が続き、
ここのところは、まったくしゃべらない日が
続いていた。

それでも、状態は安定していると
ドクターはみているようで、
200キロカロリー×3回の栄養が
今日から
300キロカロリー×3回になった。
どうやら、別途200キロカロリー入れている
12時間点滴を止め、
静脈カテーテルを抜く意向らしい。

300キロカロリーの栄養は
かなりドロッとしたチョコレート色で
腹持ちもよさそう。
「お腹いっぱいになったかい?」
「なんじゃけん(怒)!」
こんな風に大きな声がでるのも
この栄養のおかげかも?

お腹に栄養が入って
バァは自然の摂理にしたがって
ウトウトしはじめた。

自然の摂理といえば、
バァは人口肛門なのだが、
ここのところ毎日、袋に入るはずの便が
爆発(?)して、
ひどいときには1日に3回も
パジャマを汚して着替えている。
4着あるパジャマで追い付かないので
昨日新たに2着投入。
これでなんとか回せるだろう。

それにしても、そんなに出て
栄養はちゃんと身についているのか?
いいことといえば、
下着からすべて着替えるので、
あっちに向いたりこっちを向いたり
腕をあげたり、足を曲げたり、
それなりにリハビリになってるかも。

まあ何事も物は考えよう。
ほんの少しずつとはいえ、
前には進んでいるのだから。

「ね、バァ」
「なんじゃー?」
こんなに声が聞けるなんて
いい誕生日をありがとね。 ...