だいたいいつも、前に垂らして胸が隠れる、って位の長さで15年以上。 とてもとても悩んだけれど、ボディビル競技を考えて切ることに決めた。でも、一気にはやっぱり切れなくて。短くするまでに3段階踏んだ。

 

 お願いし続けている美容師さんは、たぶん、20年くらいの付き合いで、年頃も同じ。だから、共に、成長してきた感すらある方。 私のライフもよく理解してもらってるから、なおのこと慎重に切ってくれたかも。

 

鋏を入れる時、「ほんとにいいの?!」「私まで緊張する」と、気持ちも露わにしてくれた。もう見まごうことなき長さにまで切る(30cm位切ったのかな)時も「ギリギリ結べる長さにしたよ、トレーニングしやすいからね」と心づかってくれた。 結んでいる限り、以前と変わりなく見えて、良かったけれど、何か、が、抜けてしまったような気持ちになって、少しだけ沈んだ。 髪に宿るmana って、あながち、嘘じゃないかも。 魂みたいな、パワーみたいなのが、減った感じ。2日くらい、しょんぼりした。 テンションを、決して、決して!落とすわけにいかない時期だったのは、幸い。

 

最後の、襟足ギリギリまで切って、とお願いするときには、もう心は全て決まっていたから躊躇いなくお願いできた。 長さだけでなく、明るいカラーにするところも、慎重にテスト段階を入れたし、ハイライトの入れ方もイメージの擦り合わせに食い違いがありそうな時は遠慮のカケラもなく食いつき直した。

 

ここら辺も、私のローカリズム、な価値観が反映されてる所と思う。 遠くの「〜が得意な」カリスマ美容師さん、を頼るより、迷惑なところもあるかもしれないけど、ずっとお願いしてきた美容師さんに、無理難題をお願いしたい。難癖、ではなく、真剣勝負で。

 

コロナの影響で、スタッフの数を減らしていたり、という内情も知っていたから、私の(いわゆる妥協ない)注文をつけるのも気は引けたけれど でも プロをプロとして頼る、って、遠慮しちゃダメな気がして。 ハイライト入れた時も、その加減や幅などて、やり直しをしてもらったりした。

 

思うに、そういう姿勢を取れるのも、「20年」という背景があるからこそ、やってもくださるのだと思う。 雑誌見て来ました、な、一見さんでは、ここまでの対応はしてもらえないかもしれないし、なにより、技術に愛というパワーが入らないと思う。

 

パリまで学びに行った経験のある彼女も 「コンクールやショウの髪創ってる時思い出す。何日も、何回にも分けてやっぱりやるのよ。ワクワクする。楽しませてくれてありがとう。 」と言ってくれた。 ホッとした。心の荷が降りたというか。

 

今となっては、切る前よりお気に入り。