とうとう、アニメでは進んでいない、部分に突入しました。
4巻はタイトルの通りリザードマンとの戦いでした。最近は、ライトノベルというと、内容の薄い、ただただ可愛い女の子が出てくるだけの、ストーリーも脈絡もない、よくわからない感じのものが増えているなかで、このオーバーロードはなかなか設定も作り込んでいて、好きです。
読み始めたきっかけはアニメなのですが、アニメでやっていた部分も裏側まで見れたような気がします。
ただ、この作品の残念な点はキャラクターの描写が薄いところにあります。異形の人物というのは中々に想像を膨らませにくい事が多いです。ただ、キャラクターの気持ちは描写がされているので、イメージが掴めないまでも、気持ちを想像することはできます。
最近のよくある転生する系の作品は、リアルの世界ではニートだったり、堕落しているものが、転生後の世界ではとても優秀な者に生まれ変わる作品が多いと感じます。
私も人の事をどうこう言えるほどの優れた人物ではありませんが、どうして転生すると何もかもが上手くいくのでしょうか、そんなことはホントに夢物語です。
小説は物語はある程度、現実に則しているべきものかと思います。もちろん、転生前の世界で、失敗したからこそ、転生後の世界でこそはという心意気も分からないではないのですが、ホントにそう思えるのは、少なくない努力をしてきたものだと思うのです。
私は、努力なしで成功した人と口で言う人は見てきましたが、そう言う人は普通の人が努力と思うような事を当たり前にこなせる人だと思うのです。
とまあ、私の転生ものの小説批判はこんなものとして、オーバーロード4巻の感想の続きを書きたいと思います。
この作者は上手いなあーと思うところは、ズバリ事を上手く進ませ過ぎ無いところにあります。物語は起承転結で成り立っているのは当然ですが、そこに、大事なのは起伏をどう演出するかだと私は思います。
こういった、ゲームの世界を盛り込む場合は、起伏をどう作るのは少し難しいように感じます。それは、先ほども言った通りに、現実と解離しているからです。私たちのようないわゆるオタクのような人種はかなり想像豊かなので苦労しませんが、やはりそうでない人にゲームの世界観を描いてそこに飛び込むというのは難しいのではないかと思うからです。
でも、この作品はその世界観さえ理解できれば、上手く流れが掴めると思います。キャラクターの強さを演出をしながらも、リザードマンも強さも伺える。
正直なところ、言ってしまえば、なぜ一度負ける必要があったのかというはよくわかりません。
私が想像するに前にナーベがアインズに忠実に動きすぎたために、守護者たちに全ての命令に服従するのではなく、未知の世界においては臨機応変に動く必要があると守護者たちに知らしめるためだと思います。
そういった風なニュアンスの行もありましたし、恐らくそうなのではないかと思いますが、そこは上手く描き切れてないのかと思いますね。
今回の巻は全体的には上手くできていましたし、まとめは悪くないのですが、10点満点でいうと6点位の気がします。まとまりはあるけども、小さな所で説明不足があったり、理由が曖昧な点があるのかなと思います。
しかし、面白くなかったかと言われるとそうではありません、もしオーバーロードが好きな方ならば、読んでみたらきっと気に入るような気がします。
では、4巻の感想はこんなもので。