昨晩、何気に付けたテレビで
Eテレ「100分de名著」をやっていました。
今回は、ボーヴォーワール「老い」。
この番組、だいたい、斜めに視て終わるのですが、
今回は、社会学者の上野千鶴子さんが解説者。
上野千鶴子さんファンなので、ちょっと真面目に見たら、
結局、最後まで、しっかり見てしまいました。
番組の解説にもありますが、
「情欲から解放された清らかな存在としての
ステレオタイプの老人像を容赦なく打ち砕く。」
とあり、
ゾクッとします。
上野さんが語るのは、老人像に留まらず、
女性とは、男性とは。
結婚とは。
親とは、子とは。
「一汁三菜作らなきゃ、とキリキリしている貴女に、
一汁三菜作れ、と誰が命令した?」
「 。。。私です。」
「親とは、ミニマムな権力。これが厄介。」
「美魔女とは、外形的に老いを認めない故の、あり方」
とか、
私たちのとらわれの世界観を
容赦なく打ち砕きます。
老いて、何が悪い。
オバサンで、何が悪い!
コロナで、
「マスクをしなきゃ」
「旅行は自粛」
と、
仕方のない、抑圧に晒されています。
しかし、心は自由なわけです。
抑圧された心を、
解放できた至福の時間でした。
7月14日の朝5時と、お昼に
第三回の再放送があります。
上野さんと、
いい味出している伊集院光さんとの対話。
オススメします❤️
テキストも買いました。
届くの楽しみ~。
お茶して、これまた、至福❤️