アメリカ戦を見て考えたヴェルディのこと | krazy mixed-up salt

アメリカ戦を見て考えたヴェルディのこと

つまらない前半に飽きて早々に二倍速モードに入ってしまった俺が、今日の試合について語ることなど何もない。
ただ、日本代表の試合を見ていて無性にヴェルディの試合が見たくなった。

そこでふと気付いたのだが、俺が見たいヴェルディの試合とは、
やっぱ今も桐蔭組が支配する去年以前のヴェルディなんだ。
だって俺がしっかり試合を見始めたのはここ2,3年だから。
山卓・林・慶行・米山・大悟・平野らへんと外人やユース出身組が融合したヴェルディのサッカーに魅了されたのが始まりだから。
正直大野とか大橋とか金澤とか好選手だとは思っているが、
応援の対象としては何の思い入れもない。
俺が好きなのは、高いテクニックで相手を幻惑して、ときにはテクニックに溺れちゃうこともあって、最終ラインから頑なにパスを繋ごうとして、林らへんがミスってカウンター食らうこともあるけど、でもやっぱパス回させたら日本一の、桐蔭組が引っ張るヴェルディなんだ。

といって俺がじゃあ大宮サポにでも転向するのかと言ったら全く別の話。
俺はこれからもヴェルディを応援する。
これは義務感とか移籍した奴らへの反発心とかによるものじゃなく、
ただ単にヴェルディが今でも好きだから。
結局俺は何が好きだったんだろう。
「東京ヴェルディ1969」というハードが好きなわけでもないだろう。
社長はじめフロント上層部の考え方にはすごい反発を覚えるし。
だが選手が好きで応援してたわけでもないようだ。

・・・と、考えたときに気付いたのが、
俺が愛してるのはこのクラブと共に歩んだ歴史そのものではないか、ということ。
勝敗に一喜一憂し、降格に涙し、選手放出に怒り、新選手入団に胸を膨らませてきた思い出すべてを愛してるのだ。

とまあ読み返すとごくごく当たり前のことかもしれないが、
ぼんやり考え事をしていてこれに気付いたら
すごく溜飲が下がった思いになったので、こうしてブログにまとめてみた。

おしまい。