ロシアは、なぜ空手が強い?

 

骨格が太いからか?

世界を席巻するロシアの空手


【ロシアの空手はなぜ強い】


すしやマンガなど、ロシア人は日本の文化が大好きだ。

心技体を磨く武道もその一つ。


プーチン大統領も柔道家として有名だ。


とりわけ、「地上最強」とも言われた極真空手では続々と世界

チャンピオンが誕生し、空手界を牽引する力にもなり

つつある。(朝日新聞 ウラジオストク支局長・中川仁樹)


さまざまな流派や団体がある空手。

ロシアでは5団体がまとまり、東京五輪の競技候補にも挙っている。


「ハジメ」。日本語のかけ声が道場に響くと、白い道着姿の道

場生たちが「イチ」と叫んだ。左足を踏み込み、右手の拳を前

に突き出す。すぐに「ニイ」と言って、反対の手足を前に動かす。


モスクワの中心部にある「極真会館ロシア支部」の空手道場

では、仕事帰りの会社員らが稽古に汗を流していた。


「センセイ」「オス」「カマエテ」など、稽古中は様々な日本語が飛び交う。

2時間の稽古の最後は、全員で並んで握手をし、畳の上に正座して「アリガトウゴザイマシタ」とあいさつ。

汚れた畳は道場生がぞうきんできれいに拭く。

コンピューター・プログラマーのアンナ・メデンツェバ

(36)は3年前に空手を始めた。


稽古で指の骨を折ったこともあるが、治るとすぐに再開した。

「怖さはあるけど、上達の達成感は格別だ。


体の動きが軽くなり、男性の視線も集めるようになった」と笑った。


師範のビクトル・ベロフ(48)は、極真空手の創始者で、

劇画『空手バカ一代』でも知られる故大山倍達の最後の内弟子だ。

1994年に東京・池袋の道場で、大山の指導を受けた。


ベロフによると、稽古の目的は単に強くなることではなく、心の鍛錬だという。


「拳が当たれば痛いし、体はとても疲れる。


しかし、『痛み』『疲れ』『怖さ』を克服すれば、心の強さを得られる」


郊外も含めるとモスクワ周辺の道場生の数は3000人以上で、毎年10%程度伸びている。

教育面での効果を期待し、子供に
習わせる親が多いためで、子供が9割を占める道場もあるという。


ロシアに空手が入ってきたのはソ連時代の60年代ごろとされる。


ソ連崩壊後に一気に普及し、いまでは大小様々な団体を合わ

せると、ロシアの空手愛好者は100万人にのぼるという見方

もある。

強豪選手が次々と生まれ、主要な空手団体の世界選手権を


ロシア人選手が席巻している。

極真会館が昨年11月に日本で開いた世界大会では、ベスト8

のうち4人をロシア人が占めた。


もともと、骨格の太いロシア人は武道に向いてるといえるかもしれません。


日本の強敵がロシアであることは間違いなさそうです。


それでも、お家元の日本に勝ってほしいですね。

 
最近では、ロシアで合気道が人気です。
 
 
 
格闘技にはケガが付き物です。