今日は、映画の日!-090607_2022~01.jpg
04年演劇界に衝撃を与え、岸田國士戯曲賞に輝き、伝説となった宮藤官九郎の舞台 「鈍獣」が原作。

今回は、宮藤官九郎自ら映画用に練り直し、その脚本を映画化したのは、数多くの広告賞を受賞する気鋭の映像クリエーターの細野ひで晃が、劇場映画監督デビュー。

25年振りに現れた謎の同級生、「凸やん」に浅野忠信。傾いたホストクラブの経営者の「江田っち」に北村一輝。舞台版では古田新太が演じてた。ヘタレでお調子者、江田の腰巾着の警官、「岡本」にユースケ・サンタマリア。他にも、作家・凸川の担当編集者で、その失踪の謎を探りにくる「静」に真木よう子。江田ひとすじ20年の愛人、「順子」に南野陽子。ぶりっ子キャラだが腹黒い、「ノラ」に佐津川愛美という異色豪華出演者たちや、演技初挑戦の黒人演歌歌手ジェロや、元横綱、大乃国関こと芝田山親方も意外な隠れキャラで出演している 。

ストーリーは、編集者・静は、失踪した担当作家・凸川の行方を探し、何故か全てが相撲中心の田舎町、ときわへ行く。静が凸川の幼なじみ・江田が勤務するホストクラブを訪れると、彼は奇妙な話を始める。

凸やんが自分達の痛い過去を小説のネタにしていると知った
江田たちは、凸やん殺害を決行する。ところが、鈍い凸やんは全く気づかない。そればかりか、殺しても殺しても絶対に死なない!「もう、おしまい?」って、何度も戻ってくる。なぜ…!?

いや~クドカン・ワールドにどっぷり!?って感じでしたねぇ~個性的なキャラ設定や独特のセリフまわしが最高でした。

殺しても、殺しても、死なない鈍い男、凸やん。何で!?が、ずっと付きまとう。そして、クライマックスは…

江田が順子に凸川殺害の協力を頼むシーンのセリフは、個人的にツボにハマった。「殺すなんて、そんな怖いこと出来なーい!」と言う、順子に、江田は、「殺すんじゃねぇ~よ。殺(ポロ)すんだよ!」

言い方がかわいいから、じゃぁ、協力するって。順子の変わり身の速さも面白かったが。はっ?ポロスって…、妙に響きが良くって。後に「ポロシャツ着て、ポロす」って続くんだけど、ココまでくると、訳分かんないよね~

妙にどツボにハマって、しばらく、頭から離れなかった。

やっぱ、クドカンの独特な言葉遊びは面白い!

また、少年時代の回想シーンは、アニメーションで表現されていて、「鉄コン筋クリート」のスタジオ4℃が担当。ハイクォリティーな映像が、作品にアクセントを加えていた。

そして、ラストは意外な展開。クドカン、そぅ来たか!って感じでした。

映画も面白かったけど、舞台を観てみたかったなぁ~と改めて感じた作品でした。