今日は、映画の日!-090607_1815~01.jpg

ヘビーな内容とは聞いていたが、軽い気持ちで観てしまい、やられてしまった。テーマはズバリ家族愛!かな。

この作品は、伊坂孝太郎が原作。「アヒルと鴨のコインロッカー」でハマり、「フィッシュストーリー」がすごーく良くて、今回も、かなり期待して観に行った。そして、火傷した。今、私のハートはヒリヒリしている。

これだけ難しい、映像化不可能と言われた作品を監督した、森 淳一氏ってスゴい!デビュー作がオリジナル脚本作、「Laundry」窪塚洋介主演。他にも、SMAPをはじめ様々なアーティストのPVやCM、TVドラマで活躍している。

脚本に「鹿男あをによし」、「大停電の夜に」の相沢友子。
難しい原作を、分かり易く、簡潔に仕上げている。

ストーリーは、加瀬亮演じる兄、泉水の視点で描かれている。

泉水と岡田将生が演じる弟の春は、過去に辛い記憶を持っていた。

彼らが成人した頃、謎の連続放火事件が起きる。春は、放火現場近くに残されていた落書きに気付き、兄がその法則性を見つけ、兄弟2人で調べ始める。

連続放火事件をもとに浮き彫りなっていく家族の物語。

「ホノカアボーイ」のイメージが強かった、岡田将生くん、イメージ全然違ってましたねぇ~心優しいイケメンをクールに演じてました。

今まで弟のイメージが強かった加瀬 亮は、出来の良い弟に戸惑いながらも、優しく守る兄の姿を上手に演じてました。

そして、お父さんを演じる小日向文世。劇中、あの優しい笑顔で、彼、独特のソフトな口調で、子供たちに名言を残している。

「本当に深刻なことは陽気に伝えるべきなんだよ」とか、

「俺たちは最強の家族だ」など

どんなことがあっても、愛情の深さと強さで、家族に降りかかる悪を跳ね返す。

重力(辛い出来事)に苦しめられる家族。サーカスの空中ブランコをするピエロを見て、「ふわり飛ぶピエロに、重力なんて関係ない。楽しく生きていれば重力なんてなくなる。」と語り掛ける父親。

優しい顔して、スゴい事を言うお父さんから放たれる言葉に、泉水と春はどれだけ救われるか。観てる我々も、その一言で救われて、勇気付けられている。
他にも幾つか印象に残ったセリフがあるが、ネタバレになるので、それは観てのお楽しみ。

渋谷の会場に観に行ったが、前の回は立ち見が出ていた。私が観た回も、すぐに満席になり、やはり立ち見の人がいた。しかもほとんどが女性でした。明らかに、岡田将生ファンらしき人が多かったかな。


ストーリーのキーワードとなる、グラフィック・アート。これって、すべて監督のデザインらしい。すごい才能だよね。

この作品、重たい内容の割には、穏やかにエンディングを迎えている。コレって、他の作品にも通じてる、伊坂作品の特徴だよね。

今後も、伊坂孝太郎作品は、注目ですね。

いゃ~本当に面白かった!良く出来た映画です。