今日、本当は朝7時か8時に起きて、9時には家を出ることになっていた。


でも、起きたのは11時という…w


携帯電話のアラームセットしてて、アラーム鳴るたびに起きてはいたのですがね~


起きれませんでした!


何故なら、絶対朝9時に出かけて、目的地に行かなければならないというわけでもないから。


「良かったら来てな~」と言われて、「行けたら行けるわ~」と返事をしたまでのこと。

「行けたら行く」ってのは『行く気がない』という意味で使われるので、相手もそう受け取ったことでしょう。


ボクとしては行ってもいいかも!って思っていたんですけどね~

いや、マジでw


もう1つの理由として、眠ったのが午前5時半だったっていうこと。

昨夜は、朝早くに出かけないといけないから早く寝よう計画を実地してて、いつもとは逆で風呂に入ってから食事&飲酒のパターンにしてた。

早く眠れるように動いていたのです。


計画通り、20時くらいから眠くなってきた。

少し早すぎるだろ!とか思いましたが、チャンス到来!ってことで21時頃にベッドに横になる。

そのまま目を閉じれば確実に寝てたよね~


でもしかし!

ベッド脇に置いてある小説が目に入ってしもうたのよね~




ロッキーと一緒II-8u8

「ジェノサイド」を手にとって読んでしまったのよね~


まだ半分も読んで無かったのですが、全部読み終えちゃったのよね~

2時くらいに「今日はここまでにしとこ!」って思ったけど、後半になると途中で止めにくくなるのよね~


ということで9時間近く、ぶっ通しで読んじゃいました。


めっさ疲れました!


読み終えた感想。

この本、よう上半期1位になれたな!ってのが総括感想ですかね~


完全に男性向けの内容でした。

簡単に言うと、人類vs進化した人類というとSFっぽくなるけれど、SFっぽく感じさせない感じでしたね~


肺の不治の病で死にかけてる息子を助けたい米人傭兵、科学者の父の突然の死と重大な研究を託された日本人男性、アメリカの中枢部、アフリカ・コンゴのピグミー族とそして進化して生まれてきた異形な顔の子供。


創薬、遺伝子、アメリカ政治と軍事産業、ネットセキュリティー、CIAとテロ、紛争地の現実、自然との共生、差別と虐殺という多くのテーマを全部入れこんでるのに読みやすかったですね~


人類絶滅の危機のテーマで、自然災害・ウイルス・核戦争というありきたりなものではなく、進化した人類誕生を人類絶滅と結び付けてるのは面白いと思ったね。

斬新というわけではないけれど。


進化した人類、いつも人類の進化系って最近の宇宙人の定番となってるグレイタイプばかりですよね。

進化した人類、または未来の人類のイメージって、殆ど頭部が大きくて身体がヒョロヒョロ。

この作品でもグレイタイプの子供になっていたので、最初は宇宙人かと思いましたよw


機械文明がこのまま続いていれば、そういう変化になるのかもしれませんが、生物って基本的に肉体がしっかりしてないと生きれないと思うんですけどね。

地球人がボタン1つで移動したり物を動かせて、筋肉を使わないようになるってのは無理があると思う。

仮にそういうスタイルで生活をするのが当たり前ってなったら、寿命に影響すると思いますけどね。

知能が物凄く高くて、指先動かせば何でも出来る、けれど薬飲まなきゃ長生き出来ないってのが進化と呼べるのかどうか?


ま、そこまで極端な形ではないけど、作品の進化人類は人類では不可能なことを簡単にやってのける脳の持ち主となっていて、アメリカ国家のセキュリティーの壁をいとも簡単に破り、操作できてしまう脅威の存在として描かれてた。


進化してない人類のハッカー対策だけでも手を焼く現状なのに、そんな存在が出れば大パニックになりますよね~


実際、今の人類を超えた存在が誕生したってなると、どうなるんだろね?

自分達より大きく優れた存在が数を増やすとなると、現在の人類は絶滅に追いやられることになることは、人類史を見ればわかってしまう。

多くの民族が滅ぼされて今の世界があるからね。


タイトルがジェノサイドなので虐殺シーンが出てきたり、過去のジェノサイドについてのことが書かれてるのですが、基本的に全体像として『人類は最悪の種族』として話が進む。

それはボクも同意。

でも南京大虐殺・ナチスが行ったジェノサイド、そしてコンゴで行われてる部族虐殺とアメリカがイラクで行った虐殺に触れて「最悪!」って流れにしてて、日本人による朝鮮人・中国人への差別観の批判の部分に引っ掛かったね。


南京の前に中国人による日本人大虐殺もあったし、差別をするのは特定の国民だけではありませんからね。

かき集められた傭兵の中にフランスの外人部隊に属してた日本人もいるんだけど、こいつの性格が物凄く醜く描かれてたり。

参考文献の中に、野中広務の「差別と日本人」とか関東大震災関連、南京大虐殺関連の本載ってるし、それらを読めば日本人叩きもしたくなるでしょうけどね。


韓国人も出てくるのですが、韓国人には他の民族にはない感情があるって書いてあって、てっきりすぐに激怒してしまう「火病」のことかと思ったら、『ジョン』という日本でいう『情』のような感情があって、人と人との結びつきが他の民族より強いって紹介されてた。


こんなの初耳だ!w

そしてそんなように感じたこともないぞ!


ボクは別にグル―バルではないので世界各国の人と接するわけではないけれど、どの国の民族だから付き合いにくいってのはないな。

中国・南北朝鮮・インド・アメリカ・ブラジル・台湾の人くらいしか接したことないけどねw

民族だからではなく、個人の性格ってのが1番の問題だし、日本人でも糞みたいなのよくいますからね。

ま、どこの国でもどの民族であろうとも、個々の付き合いでは自分を隠してコミュニケーション取ってるので、より深い付き合いにならなければわからないことも多いのでしょうけど。


面白いなって思ったのは人類と進化系人類との比較話に、人間とチンパンジーを例にして語ってるところ。

人間の顔ってのはチンパンジーの幼少期の顔と似てるから、進化系人類の顔は人間の幼少期の顔になるとか、自分達より優れてる進化系人類と接した人類は、チンパンジーが人間を見た時の感覚になるとか。

チンパンジーは人間がやってること、考えてることがよく理解できないように、人間も進化系人類のことが理解できないだろうって。


そうなるだろなって思ったね。

考える計算速度が一般の安物PCとスーパーコンピューターくらい違えば、こちらは太刀打ちできませんし。

戦闘のプロと戦争ごっこしたら、簡単に一般人皆殺しにされるでしょうし、詐欺師と被害者みたいなもんで、上にいるものに下のものは勝てっこありません。


ガンダムでもニュータイプのアムロ・レイは1年戦争後に危険分子として隔離されてましたからねw

ガンダムネタで更にいうなら、seedでの遺伝子操作された優れた人種のコーディネイターが危険視されてたのと同じですね。


進化してなくても、企業などでも自分より大きく優れた部下ってのは目障りとされて潰されたりってことありますもんね。


人類史を見なくても、強者が弱者を支配してきたってのは誰でもわかること。

強者に当たるものは基本的に変わらなくてもいい。

問題がないからね。

逆に弱者は生活が苦しいだとか色んな問題がある。

だから何かを変えたいって思う。


生物の進化ってのも、弱者に当たるものが進化していったんですよね~

他の生物と餌のとり合い避けるために首を長くしたとか、水から陸地に上がって生活基盤見つけたり。

生きるためのフロンティア活動で形を変えてきた。

なので人類も強者は進化しないんですよ。

進化する必要がないんだから。


ということは弱者が進化を遂げられるということになる。

人類の弱者ってのは何に当たるのでしょう?

ホームレス?ニート?

いやいや、弱者であるけど保護されてるので進化などしないね。


辺境に住む人々!

ってことになる。


そういう面でピグミー族選んだのは納得できるね。

南米の辺境地に住む部族は奇形児が生まれると殺すから、新種誕生しても生きられない。

ピグミーがそういう子も育てる習慣があると作中でも触れられてるけど、奇形児の中に新種の人類がいるってのは無理があるな~とは思うけど、形でわかる進化した人類ってなると、それは人間の子としての形じゃないことになりますからね。


ずっと書いててどう話を結べばいいのかわからんようになってきたわw


陰謀説遊びが好きな人、ツングースカの大爆発とかオカルティックなことが好きな人、戦争ものが好きな人にはお勧めの本ですね~

2ちゃんの濃い内容の板が好きな人向けですねw


ハイズマン博士の人類観はホント賛同してしまいましたよw

人類は残虐だから繁栄出来たってのはそう思うし。


あとレンホーにも読ませたいって思ったね。

読めばスーパーコンピューターの価値ってもん理解できると思うからw


進化した人類である子供達が成長してからの続編とか出そうな気がする。