久々に原発関連ネタ。
東電は福島第1原発1号機のメルトダウンを認めてましたが、
福島原発２、３号機もメルトダウンの可能性…東京電力、記者会見で認める
東京電力は１４日の記者会見で、２、３号機の原子炉について「最悪の場合、１号機と同様のケースが想定できる」と説明し、核燃料全体の溶融（メルトダウン）の可能性を初めて認めた。
１号機では、１１日に水位計を調整した結果、炉内の水位が低く、燃料が冷却水から露出して溶けたことが確実となった。２、３号機の水位計はまだ調整していないが、１号機と同じ仕組みのうえ、もともと１号機より低い水位を示している。
東電は４月末、燃料の損傷率を、１号機で５５％、２号機３５％、３号機３０％と試算していた。
ソース：http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110514-00000824-yom-sci
2号機3号機もメルトダウンしてる可能性を認めた。
まだ確定してはいませんが、1号機と同じことになってても驚かないね。
原発事故初日からメルトダウンしたって憶測は出てましたが、政府も東電も御用学者の専門家も必死に否定してましたよね～
マスコミも当初は「メルトダウン」という文字を大きく載せてましたけど、政府からの通達なのか、この言葉を使わなくなってた。
『真実の追求』ではなく、『国民を不安にさせない』ことを優先したってことですね。
戦争のときと一緒！
1号機の地下室（？）に大量の汚染水が溜まってるって話ですが、この汚染水が外に漏れることはないんだろうか？
すでに地下水は汚染されてますけど、高濃度の汚染水が混じるとややこしくなりそうですよね。
しかし核燃料冷やすためには、大量の汚染水流出覚悟で続けなければならない。
ポンプで汲み取ってどうのこうの言われてますが、そのうち海に垂れ流すことになるでしょうね。
もう国民も放射能の話題麻痺してるので、大量の核燃料が格納庫突き破ってしまわない限り無反応でしょう。
東京都、都内向け浄水場の浄化過程で発生した「土」から、放射性セシウムとヨウ素を検出と発表
放射性物質：都内向け浄水場の土から
東京都は１３日、水道の浄化過程で発生した４カ所の浄水場の土から、放射性セシウムとヨウ素を検出していたことを発表した。
３月２８日に金町浄水場（葛飾区）で１キロ当たり放射性セシウムを１万４６５０ベクレル、ヨウ素を８万８４００ベクレル検出したが、直近に測定した４月２７日は放射性セシウムが６５７０ベクレルに、ヨウ素が２４４０ベクレルに低下していた。
水道水は４月５日以降「不検出」が続く。【田村彰子】
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110514k0000m040127000c.html
浄水場発生土の放射能測定結果について ～第78報～
http://www.waterworks.metro.tokyo.jp/press/h23/press110513-2.html
これだってみんなわかってるし、
福島第一原発1号機、震災当日毎時300ミリシーベルト相当の高い放射線量を検出 津波前の地震の揺れで重要設備損傷か
東京電力福島第１原発１号機の原子炉建屋内で東日本大震災発生当日の３月１１日夜、毎時３００ミリシーベルト相当の高い放射線量が検出されていたことが１４日、東電関係者への取材で分かった。
高い線量は原子炉の燃料の放射性物質が大量に漏れていたためとみられる。
１号機では、津波による電源喪失によって冷却ができなくなり、原子炉圧力容器から高濃度の放射性物質を含む蒸気が漏れたとされていたが、原子炉内の圧力が高まって配管などが破損したと仮定するには、あまりに短時間で建屋内に充満したことになる。
東電関係者は「地震の揺れで圧力容器や配管に損傷があったかもしれない」と、津波より前に重要設備が被害を受けていた可能性を認めた。
第１原発の事故で東電と経済産業省原子力安全・保安院はこれまで、原子炉は揺れに耐えたが、想定外の大きさの津波に襲われたことで電源が失われ、爆発事故に至ったとの見方を示していた。
▼ＭＳＮ産経ニュース [2011.5.15 02:00]
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110515/dst11051502000005-n1.htm
この話もみんな知ってる。
政府・東電・御用学者達が認めたがらなかっただけ～
さて問題なのはもう1つの懸念材料、国民への健康被害問題。
政府・御用学者は「安全」「問題ない」と言い続けてきましたが、
福島の１５万人を３０年以上健康検査へ・放射線影響研究機関協議会
東京電力福島第１原発の事故を受け、放射線影響研究所（放影研、広島・長崎市）などでつくる「放射線影響研究機関協議会」が検討している周辺住民の健康検査について、協議会の関係者は１１日、検査する住民を約１５万人、検査期間は３０年以上とする方針を明らかにした。
協議会は福島県立医大（福島市）を新たなメンバーに加えており、１３日に福島県立医大で詳細を話し合う会合を開く。
検査は原発から３０キロ圏内や、計画的避難区域に指定された福島県の飯舘村、川俣町など大気中の放射線量が高い地域の全住民が対象。大規模調査で精度を高め、健康に対する住民の不安を解消するとともに疫学的調査にも利用する。
検査期間は、広島・長崎の原爆で放射線が人体に与えた影響を調査してきた放影研が目安として３０年以上と提案。必要があれば随時延長する。
４月下旬に福島県立医大の関係者が放影研の施設を視察し、協議会が福島県立医大の加盟を承認した。今後は福島県立医大と福島県が中心になって住民の健康管理を行い、協議会に加盟する放影研と環境科学技術研究所（青森県六ケ所村）、放射線医学総合研究所（千葉市）、京都大、広島大、長崎大の６機関がサポートする。
放影研の大久保利晃理事長は「住民の不安を取り除くことが最優先。早期に態勢を整え、知識や経験を役立てたい」と話している。
［2011年5月11日21時15分］
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20110511-774317.html
よく知らないのですが、放射線影響研究機関協議会の連中は今まで何してたのだろうか？
政府も御用学者達も「問題ない」と断言してたんだし、健康検査する必要性ないやん。
検査もただじゃないんだし、それでなくても金足りないってのに何を考えているのでしょうか？
政府や御用学者が「安全宣言」出してるときに、放射線影響研究機関協議会が「それはおかしい！危険だ」と主張してたのならわかるけど、ボクは知りません。
問題無いのに検査するってのなら個人の金でやってもらえばいい。
矛盾したことするから不信感が生まれる。
「逃げろ」と主張したら「国民に不安与えるデマまき散らすな」と文句言ってたんだから、周辺の被曝住民への健康検査も検査させられることによって不安与えることになるので一切してはいけませんね。
何日から何日まで○○地区住民の健康検査をします、って告知されてたら警察に通報しましょう！
福島の１５万人を３０年以上健康検査するなんて被曝実験テストでしかありませんね。
学者の研究材料のために「逃げさせなかった」ことになる。
こんなふざけたこと許してはいけませんね。
夏の計画停電、東京都心部は対象外
・東京電力は１３日、地域ごとに交代で電気を止める計画停電について、今夏に実施する場合、東京都心部については前回と同じく停電対象外とすることを明らかにした。
都心部は鉄道や信号機、医療機関などが集中しており、計画停電を実施した場合に、混乱が大きくなると判断した。
東電は３月に実施した計画停電でも東京都心部を対象外としていた。
そのため、停電地域の住民などから「不公平ではないか」などの批判も寄せられていた。
会見した藤本孝副社長は、今夏の供給力は「非常に厳しい状況であることに変わりない」として、引き続き節電への協力を企業、家庭に呼び掛けた。
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp2-20110513-775198.html
もう計画停電はしないって宣言出したのは何だったのか？
ま、浜岡原発休止になって、中部電力から電力供給途絶えてしまったので、事情が大きく変わってしまったけどね。
節電協力だけだと、猛暑になったとき、我慢できずに冷房ガンガンいれる人も出てくるでしょう。
そうなるとブラックアウトの危険性も出てしまう。
他の地域からの電力供給が見込めなくなったんだから、さっさと各家庭のアンペアのレベルダウンすればいい。
しっかし、東京都心部以外の地域、春先の計画停電でも不満出てましたけど、真夏に停電させられるとなると怒り爆発するんじゃなかろうか？
政府は浜岡以外の原発は稼働させたいようですが、
福井県知事 原発再起動「認めない」…夏場に６基停止も
国内最多の原発１４基が稼働する福井県の西川一誠知事は１３日の記者会見で、国が東日本大震災後に示した各地の原発の安全対策について「不十分だ」と指摘し、運転停止中の原発の再起動を認めない考えを改めて示した。西川知事が運転再開を認めない場合、県内にある関西電力の原発１１基のうち計６基が夏場に停止することになり、電力供給に影響が出る可能性もある。
政府が９日に中部電力浜岡原発（静岡県）以外の原発の安全性には「支障はない」と発表したことを踏まえた発言。西川知事は「福島では３０年以上運転している第一原発で事故が起きた。津波と地震がどのような影響を与えたのか、（国は）もっとわかっているはずではないのか。それを示してほしい」と強調した。
西川知事は４日にも、海江田経済産業相に「安全対策基準が示されていない。このままでは運転再開は認められない」と訴えており、国の出方次第では、さらに態度を硬化させる可能性もありそうだ。
現在、関電は３基が定期検査で運転停止中。１４日には美浜３号機、７月頃には別の２基も定検に入る。
関電によると、８月の最大電力需要は２９５６万キロ・ワットと想定。供給力は３２９０万キロ・ワットで、トラブルなどに備えて３３４万キロ・ワットの余裕があるが、この計画に到達するには原発９基の稼働が前提だ。関電は「国の安全対策や県の要請を踏まえ、地元の理解を得られるよう努めたい」としている。
（2011年5月14日 読売新聞）
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20110514-OYO1T00214.htm
関電地域だってピンチ状態。
これは国の原発安全基準をとっとと出しやがれ！という西川福井県知事の抵抗であり、知事としての仕事をこなしてるだけ。
国が動かせと言っても、地元が同意しなければ原発稼働させられない法律になってるはず。
知事だって止めればどうなるかはわかってるし、これは国が中途半端な理由で浜岡ストップさせたことが原因。
菅は浜岡止めさせて支持率上がったことで満足してしまってるようだし、後の事は考えてないでしょう。
だってバカなのだから。
ならば周りがちゃんと仕事しないといけませんですが、動く人がいるのかどうか…
浜岡以外は動かしてもいいよって言うだけじゃ地元は納得しないでしょう。
今は首都圏直下型の地震の可能性ばかり注目されてますが、大地震は注目されてない地域で発生してると言えますよね～今までの件で考えると。
関西でも大地震起こる可能性否定できないと思うのですが、巨大地震が発生するとなると原発云々関係無く、多くの人が死ぬことになるんですけどね。
反原発の連中はまるで原発さえなければ地震がきても大丈夫！みたいな主張してるように見えるけど、そうじゃないだろと言いたいねｗ
今すぐ全ての原発止めろってのは、国民の仕事も無くなってしまってもかまわないと言ってるのと同じであり、現実的とは思えませんね。
放射能で死ぬことは避けられても、生活苦で死ぬことになるんだし。
危険なものがある、だからそれを排除する、だけだと、菅直人と同じレベル。
もう少し賢くならないといけませんね。