福島第1原発、焼け石に水にしかならないと言われてた放水活動が功を奏してるみたいね。

送電線繋げて電力回復出来れば冷却装置動かせて、最悪の結果は免れることになりそうって、ようやくホッと一息つけそうな感じね。


大阪市からも特別仕様の消防車が駆け付けることになったけど、今回の原発事故、次から次へと問題発生して、アレがない、これが足りないって毎回物資不足伝えられた。


これ、地震による想定以上の大津波の被害で起こってしまった原発事故だから、今は何とか事故止めてくれ!って思われてるけど、防災設備も危機管理も全く出来てなかったってのが明らかになりましたよね~

東電はもう信用出来ないですよ。


東北の海沿いの町、10m級の堤防なのか防波堤なのかわからなかったけど、目覚ましTVで住民が撮影した映像で、その巨大堤防を津波が乗り越えてくるところ放送してた。

これくらいの防災管理してても被害にあったってのならともかく、再三海外の団体や反原発団体から設備が整ってないって指摘されていたのを無視してたってのは、どう転んでも許されることは無いでしょう。


このまま事故抑えられて5号炉6号炉が生きていたとしても、福島県民が仕様を認めないだろね。


こんな放射能まき散らしまくってしまった大事故でも、専門家は安全連呼するくらいなんだから、都会のために地方が負担することはもうないでしょう。

安全なのだから、それこそ都会のど真ん中に原発建てればいいんだし。


昨日の読売朝刊に、やっと欲しかった専門家のコメント載ってる記事が出てた。



放射性物質、影響は…

使用済み核燃料の中には、毒性の強い「プルトニウム239」や「ヨウ素131」「セシウム137」「クリプトン85」「キセノン133」などの放射性物質が含まれている。


 「ヨウ素131」は、大量に人体に入るとのどに蓄積されて放射線を出し、被曝(ひばく)による甲状腺がんになる可能性がある。また、「セシウム137」は放射線の強さが半分になる期間が30年と長い。長期間にわたって環境中に残って放射線を出したり、農作物や飲料水を通じて体内に取り込まれたりして、深刻な影響を及ぼす。

 気体の「クリプトン85」や「キセノン133」は吸い込んでも体内に残らないので、人体への影響はあまり強くないとされる。

(2011年3月17日23時25分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110317-OYT1T00980.htm


読売のサイトにあがってた記事の文章はこれだけど、新聞に載っていたのはもう少し長い。


まず、「放射性物質、影響は…」ってタイトルの後に、『がん招く「ヨウ素131」』ってのが付いてる。


そして記事の終わりに、


安斉育朗・立命館大学名誉教授(放射線防護学)は「放射性物質は、風に乗って帯状に広がるので、遠い場所でも安心できない。居住地の近くで日常の100倍レベルの放射線が計測されたら、念のため外出を見合わせるなどして注意してほしい」


と書かれてる。


ようやく福島第1原発3号炉に使われてるプルトニウムの危険さについて触れられてるが、毒性が強いとしか書かれてないのが残念ですが、ボク的には合格だと思った。

各地でプルサーマル計画見直しの動きが出たのもいいことだと思う。

ボクは反原発ではないけれど、関電のもんじゅも中止してもらいたい。


ヨウ素の危険さ、甲状腺癌になるってのはもう多くの人が知ってるからいいんだけど、セシウムの危険性について触れられてるのがいい。

放射線の強さが半減するのが30年、半減するのが30年かかるのであって、無くなるのではありません。

これが畑や田んぼに多くのセシウムが残ってしまうと、土壌汚染ってことになってしまうかもしれません。

そうなると最低でも30年は放射線ユンユン状態となり、そんな所で作物作ることは出来なくなる。


昨日の夕刊に農林水産省が群馬だったかな?で農地などの放射線測定するってな記事も出てた。

風評被害を防ぐため、ってことだけど、どうせヨウ素・セシウム反応が出たとしても「直ちに人体には影響しない」としか言わないでしょう。


もう今年の不謹慎流行語大賞ですよね「直ちに人体に影響しない」って。


放射線量が少なくても、それを長い期間永続して体内にいれてしまうと、何らかの影響が出る。

影響が無い!っていわれたからって、ヨウ素・セシウム入りミネラルウォーターを買って飲む奴なんていないっての。

ヨウ素は蓄積されていくので微量だからといって専門家が安全だって笑顔で言ってはいけないんですよ。


すでに日本からの脱出組でも放射線検査されている。

一昨日だったかな?日本から韓国に行った男性から高濃度の放射線反応が出たってニュースありましたし、ドイツのメーカーから岐阜県だったと思うけど、出荷する部品全ての放射線調べろって指示も出されてるってニュースもあった。

東日本だけでなく、西日本の物もチェックしろと言われることになるでしょう。

海外から見れば日本は小さな国ですし、一緒くたの扱いされてしまうでしょうからね。


TPP加入してなくて良かったですよね。

てか、TPPの話題を政治家がするだけで叩かれてしまうことでしょうね。


ビックリニュースだと思ったのが、先週土曜日に起こった最初の原発爆破地事故のさい、原発から3.5kmの距離にある高校のグラウンドで高濃度被曝したとされる病院の入院患者達、一昨日ようやく救出されてた。

自衛隊が迎えに行くと病院関係者は院長しか残って無かった(最初は誰もいなかったとされてた)みたいで、患者14人だったかがすでに死んでいたってニュースがあった。


高濃度被曝の件は、ボクもニュースあがってすぐに取り上げましたが、何で今頃救出?ってビックリ仰天しましたよ~


無くなってた患者、被曝によるものではないと思うけど、薬も食糧もなくなってたでしょうし、スタッフ含め大変だったでしょうね。


そして昨日ようやく、原発から20km付近の屋内退避させられてる人々の救済も始まった。

脱出したいと願い出れば脱出できるようになったと。

一部地域で屋内退避させられてて、食糧途絶えてたところもあった。

専門家は用事があるなら対策して外出してもよい、と言っていたのに食糧途絶えるこの不思議。

逃げたくてもガソリンが無い!って役所で言われたとかの話もあったけど、何でもっと早く助け出してあげなかったんだよ!って情けなく思う。


安全だと思ってなかったから助けなかったんじゃないの~?って思ってしまうよね~


外出するさいは、なるべく車に乗ってって言われてるけど、ガソリンなければ移動できませんし、文科省調べでは車の中も外とさほど変わらない放射線量だったから、別にチャリンコで移動したって被曝量は変わらないでしょうね。


海外からも批判されてる政府と東電の隠蔽、安全だとしか言わない専門家、こいつらのせいで日本の信用度真っ逆さまに落ちてしまった。


ま、民主党の隠蔽癖は今に始まったことではありません。

尖閣問題で国民はそれを知ったわけですし。

問題なのは原子力関連の信用がゼロになったってところだね。



明るいニュースといっていいのかわかりませんが、原発事故関連含む被災者の救済措置としての丸ごと疎開。

大阪府がダントツで受け入れているってのが昨日報道されてた。

関西広域連合は地震翌日に受け入れすると表明してましたし、今回は成功したといっていいと思う。

今はまだ期限付きの被災者受け入れになってますが、原発周辺地域の放射能汚染の程度によって、もう家には帰れないって人達も出ることでしょう。

そうなると本人達の希望があれば、大阪に残れるようにしてあげてほしいですね。

てか、やれって要望出すけどねw


やるなら思いきって福島町みたいな感じで、県民同士で寄り添えるようにしてあげるといい。

世帯個別で「さぁ大阪で生きていけ!」ってやっても気の毒だし、仕事探すのも大変ですからね。

福島コミュニティーとして固まってると、世話をするほうもやりやすい。


東北の被災者救済も希望があれば丸ごと疎開受け入れていけるようにしたいものです。

寒さしのぎでアルバムまで燃やして暖を取ってるみたいですし、なんとかしてあげたいですよね。


やっと物資が届いたー!って喜んだら、大量の棺桶が届けられたってブラックジョークみたいな出来事あったみたいだし、早く交通網開けるといいのですが。


USJもヘリチャーターしてスタッフと一緒に使い捨てカイロ運んだそうで。

普段ならもう生産止めてる桐煤(こんな字?)も使い捨てカイロ再生産してるようで。


使い捨て、じゃなく、使い続けられるカイロがあればいいのになって思う今日この頃です。