本日操法大会中!31th N-harima操法大会~其ノ壱~ | ろっきぃのブログ~只今操法訓練中~

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地元消防団やポンプ操法について書いています。

テーマ別にお楽しみください。

コメ、メッセともお気軽に。

ポンプ庫に到着し、先行で町役役場で行われる壮行会に向かう選手達を見送る。


テンション上がりすぎて、分団員が集合するより早く集合してしまったOB連は、


「ほな現地で」


と言い残し早々に出発する。



途中、ラオウと合流し、


四半世紀にわたる操法との交わりを思い返しながら高速を飛ばす。



到着すると自動車ポンプ車輌が待機指定位置に並べられており、会場の準備に忙しく動き回る職員や担当課の姿が見える。


YMMT課長は消防主任が不在の中で全権を任されることになった。


かつてNew-townが自動車ポンプでこの地を踏んだことをよく知る人物だけに、操法の段取りは慣れたものであるが、人員配分が足りなかったか、タフな課長には似合わない疲労の顔が既に伺える。



程なく本隊が現地に到着し、syo分団は事前の打ち合わせ通りに手際よく配置についていった。



検尺が始まるアナウンスが鳴った。


屋内訓練場に向かう途中にTRI分団の面々に会い、調子をうかがう。


1番員の顔には緊張は見られない。これまでいい訓練を積んできたのだろう。自信のある表情に頼もしさを感じる。


初グリーンラバーを大いに楽しんでもらいたい。



検尺会場を見れば操法の組み立てがわかる。


どんなホース設定にしているかで、タイム重視か節度重視か、送水の送り方まで見えてくる。


早朝に出発したのはここを押さえるためでもある。


各出場隊とも長さをギリギリに設定してきているだけに、シビアな長さになっているのだろう。


いつもよりホースを引っ張り、合わせ直している隊が多いようだ。



いや、まて、


やはりそうか!


思わず声が大きくなってしまったが、


これもまた操法ではありがちなことだ、と冷静さを取り戻す。



波瀾含みは天候だけではなさそうだと、気を引き締め直す。



来賓多数のなか、N-harima操法大会の開会が宣言された。


大会会長SKMT団長はとてもダンディでユーモア溢れる方である。


開会挨拶も堅苦しくなく、気さくな雰囲気。

内容を聞くかぎり、前日寝られなかった者同士らしい


244議員からはこの地区の操法は全国でもトッブクラスと祝辞がある。


少々長い開会式のあいだ、地面の一部が乾いてくるほど雨は小休止していたが、操法競技開始の予定時刻がアナウンスされるころには、パラパラと弱い雨が降り始めた。



より緑色濃く雨に濡れる路面には、


もう使われなくなった待機線と集合線がかすれて、物悲しく見える。


反面、ペイントし直された伝令停止線は、輪郭をあらわにし、修正部は周辺の色に溶け込み、仕掛けられた罠に近いものがある。


私にとってその場所は、グリーンラバー上において、最も忌々しき記憶とともにある。



18年前、


あの時も、


始まりは今にも雨が降り出しそうな曇り空だった。



願わくば今日出場する選手達の身に、


危険がおよばないことを祈る。




さあ、魔物とやらに、


久しぶりに逢いにいくとしよう。