光る君へ
越前へ
三尾の海に 網引く民の てまもなく
立居につけて 都恋しも
紫式部が越前に向かう、琵琶湖の湖上で
魚をする姿を見て、
あぁー、遠くに来ているのだなぁ
都が恋しい
宗の国を見てみたいと言っていた
紫式部も
こんな近い琵琶湖の日常風景を見て
ちょっと、寂しくなってしまったのかな!
枕草子
書を枕にして眠る
紙を枕元に置いて日々の出来事を書く
史記→ 四季から春夏秋冬のことを書けば!
史記→ 敷く→
敷栲(しきたえ) 寝床に敷いて寝る布→ 枕
寝具にかかる枕言葉なので
枕草子
と言われています。
続古今和歌集
朝顔の あしたの花の 露よりも
あはれはかなき 世にもふるかな
人生って、短いよねという歌
藤原行成の権記より
盟友の行成のすすめで道長も日記を書くことに!
御堂関白記である。
( 道長は戦略的に関白にはならなかった )
実資の日記ー小右記
ドラマでも史実として大変参考にされている。
源氏物語
第13帖 明石
連日のように続く、豪風雨
源氏一行は眠れぬ日々を過ごしていた。
紫の上からの文を読んだ源氏は
都でもこの豪風雨が発生している事を知る。
この悪天候のため、
厄除けの仁王会が開催されることになり、
都での政事は中止されていることが
使いの口から明らかにされた。
源氏らは都に残してきた家族を案ずる。
嵐が鎮まるよう、
源氏と供人らは住吉の神に祈ったが、
ついには落雷で邸が火事に見舞われた。
嵐が収まった明け方、
源氏の夢に故桐壺帝が現れ、
住吉の神の導きに従い須磨を離れるように告げる。
その予言どおり、
翌朝明石入道が迎えの舟に乗って現れ、
源氏一行は明石へと移った。
入道は源氏を邸に迎えて手厚くもてなし、
かねて都の貴人と娶わせようと考えていた
一人娘(明石の御方)を、
この機会に源氏に差し出そうとする。
当の娘は身分違いすぎると気が進まなかったが、
源氏は娘と文のやり取りを交わすうちに
その教養の深さや人柄に惹かれ、
ついに八月自ら娘のもとを訪れて契りを交わした。
この事を源氏は都で留守を預かる
紫の上に文で伝え、
紫の上は源氏の浮気をなじる内容の文を送る。
紫の上の怒りがこたえた源氏はその後、
明石の御方への通いが間遠(まどお)になり
明石入道一家は、やきもきする。
一方、
都では先年太政大臣(元右大臣)が亡くなり、
弘徽殿大后も病に臥せっていた。
自らも夢で桐壺帝に叱責され重い眼病を患い、
母后の反対を押し切り源氏の召還を決意した。
晴れて許された源氏は都へ戻ることになったが、
その頃既に明石の御方は源氏の子を
身ごもっており、
別れを嘆く明石の御方に
源氏はいつか必ず都へ迎えることを
約束するのだった。
帰京した源氏は権大納言に昇進。
供人らも元の官位に復帰する。
源氏は朱雀帝や藤壺の宮の元に参内し、
親しく語り合うのであった。
つづく