光る君へ




赤いひもは何⁇

ー石山寺詣での赤いひもはファッションか?



懸帯(かけおび)で、神社詣での者ですよ!

ということを表す印でファッションであった。



参拝者ということで、いろいろ差し入れも

あったそうだ。





内覧とは、


関白に準ずる職で、

天皇に奉る文書・裁可する文書をすべて先に

見ることができる役職のこと



道長は関白になるには、まだ身分が低かった。

右大臣になり、兼 内覧の役職に就くことで

敵も多い生意気な伊周を抑えることが

できる位置にいた方が、

都合が良かったのだ。


結局、道長はその後も一生

関白にはならなかった。

なれたのに!





詮子の逆襲


伊周のような者には、関白にはさせぬ。

(伊周の人間性をよく見抜いていた)

道兼を関白に!

道長がサポートしなさい!



道隆の死(43歳)

飲水病(糖尿病)の悪化

大酒飲みであった道隆



関白になる前までの道隆は、

気さくなジョーダンを振り撒き、

周りを明るくしていたような人物だった。


よいおっちゃんだったのに、

関白になるや、独裁に走ってしまった。



そのため、

道隆、息子の伊周(これちか) を羨む者たち、

敵が多かった。


内裏内の火災は恨みによる放火であった。



さて、もう一人の伊周の弟の隆家は⁇

楽しみだ。






源氏物語



第9帖  葵


光源氏22歳の頃



源氏の正妻・葵の上(左大臣の娘)は、

夫の浮気を不快に思いながらも、

いつも取り澄ましている。


結婚10年めにして、ついに葵の上が懐妊

初めて彼女に「愛おしい」という感情を抱いた


一方で、源氏の7歳上の愛人・六条御息所は、

たまにしか来なくなった源氏を思い、

嘆きを深くしていた。


誇り高く、物事を思い詰めすぎる御息所と

一緒にいると、源氏はどうしても息が詰まり、

足が遠のいていた。


そんなおり、

葵祭の行列に源氏が加わることになり

身重の葵の上も、夫の晴れ姿を見に、

出掛けることにした。


人目を忍んで早くから来ていた

六条御息所の車も交じっていたのです。

左大臣家の不心得者たちは、

「愛人ふぜいが…」と御息所の車に

さんざん乱暴を働いた。



こっそり出掛けてきた御息所にすれば、

相手の正妻に大衆の前で辱しめられたから、

心はずたずたに踏みにじられた。


葵の上のお産が近づいてきた。


もののけは、気配も声も六条御息所そっくりで

葵の上を苦しめる。



“私は命を懸けて源氏の君を愛しているのに、

あの方の心は私から離れていくばかり…。

しかも葵が子どもを生んだというじゃない。

なぜあの女ばかりが幸せになるのよ!?”


御息所の心は鬼となり、

激しい嫉妬が大蛇となってのたうち回る。



葵の上との別れ

なおざりのすさびにつけても、

つらしとおぼえられたてまつりけん


ー気まぐれな浮気を繰り返して、

葵につらい思いをさせてしまったものよー



こんなに早く永遠の別れが訪れると知っていたら、もっと大事にしていたのに…



御息所は、

己の嫉妬心が葵の上を取り殺したと思い込み、

つれない源氏にも絶望して、

都を去る決意を固めるのだった。



以上が、

葵の編のあらすじです。




もう少し詳細なあらすじは以下



目次

葵祭での車争い

葵の上を苦しめるのは物の怪?

病床に伏した葵の上との別れ



桐壺帝が譲位し、源氏の兄の朱雀帝が即位する。

藤壺中宮の若宮が東宮となり、

源氏は東宮の後見人となる。

六条御息所と前東宮の娘(後の秋好中宮)が

斎宮となった。



賀茂祭(葵祭4月の酉の日)の御禊

賀茂斎院が加茂川の河原でみそぎをする日、

源氏も供奉のため参列する。


その姿を見ようと身分を隠して見物していた

六条御息所の一行は、

同じく懐妊して体調が悪く気晴らしに見物に

来ていた源氏の正妻・葵の上の一行と、

見物の場所をめぐっての車争いを起こす。



葵の上の一行の権勢にまかせた乱暴によって

六条御息所の牛車は破損、

御息所は見物人であふれる一条大路で

恥をかかされてしまう。



大臣の娘で元東宮妃である御息所にとって

これは耐え難い屈辱で、

彼女は葵の上を深く恨んだ。



役目を終え、左大臣邸に行った源氏は、

事の一部始終を聞かされ驚愕。

御息所の屋敷へ謝罪に向かうが、

門前払いされた。




勅使の役目を終え、源氏は紫の君を伴い、

賀茂祭へ

相変わらずの混雑振りに、

惟光は牛車を停める場所を探すのに難儀していた。

そこへ手招きする別の牛車が。



場所を譲ってくれた礼を言おうと、

顔を覗き込んだら、車の主は源典侍だった。

がっくりする源氏



その後葵の上は、病の床についてしまう。

それは六条御息所の生霊の仕業だった。



源氏も苦しむ葵の上に付き添ったが、

看病中に御息所の生霊を目撃して愕然とする。



葵の上は難産のすえ男子(夕霧)を出産するが、

数日後の秋の司召の夜に容体が急変し亡くなった。



同じ頃。

御息所は、いく度髪を洗っても衣を変えても、

自身の体に染み付いた魔除けの芥子の香りが

消えないことに、愕然としていた。




女房からの知らせで、

葵の上の訃報を知り、青ざめる。

 火葬と葬儀は8月20日過ぎに行われた。




葵の上の四十九日が済んだ後、

源氏は夕霧の養育を左大臣家に託した。



源氏は二条院に戻り、

美しく成長した紫の君と密かに結婚する。




突然のことに紫の上は衝撃を受けて

すっかりふさぎこみ口をきこうともしなかったが、源氏はこれを機に

彼女の素性を父兵部卿宮と世間に

公表することにした。





つづく