印象派-モネからアメリカへ

ウスター美術館所蔵






開催期間

2024年1月27日(土)~4月7日(日)

ヤバい! 急げーー❗️

我は金曜日に鑑賞しました。



アメリカ・ボストン近郊に位置する

ウスター美術館

1898年の開館当初から印象派の作品を

積極的に収集

ほとんどが初来日となる

印象派コレクションを中心に、

モネ、ルノワールなどフランスの印象派

ドイツや北欧の作家サージェント、


アメリカの印象派を代表する

ハッサム、トライオンの作品が

一堂に会する


知られざるアメリカ印象派の魅力に触れられる

唯一の機会だ❗️



会場は東京都美術館




チャイルド・ハッサム

花摘み、フランス式庭園にて   1888年 




ハッサム

コロンバス大通り、雨の日   1885年





ハッサム

シルフズ・ロック、アッブルドア島  1907年


ハッサムは、パリで新しい絵画の流れに触れて

積極的に都市の風景を描いた。


都市に生きる人々の姿、風景画、人物画など

アメリカの印象派として、

アメリカのモネ

と呼ばれた。





ジュリアン・デュプレ

干し草作り  1886年

ミレーを彷彿させる





カミーユ・コロー

幸福の谷   1873年

描かれた場所はパリから東へ27キロの町

クブロンor 別荘があるヴィル=ダヴレー


コローの晩年の作品で、

画家の後期の作品に特徴的な

銀灰色の靄に包まれたような独特の色調





ポール・シニャック(新印象派)

ゴルフ・ジュアン  1896年


シニャックはスーラと共に点描という

技法を模索した。



ジョルジュ・スーラ   展覧会にはありませんよ

フグランド・ジャット島の日曜日の午後





ジョルジュ・ブラック

オリーブの木々  1907年





メアリー・カサット

裸の赤ん坊を抱くレーヌ・ルフェーヴル

母と子    1902-03




山下新太郎

供物   1915年

山下新太郎はルノワールの影響を受けた。

手の赤いところなど特に印象的

あの黒田清輝に師事した。



山下新太郎他の日本人画家と作品は、

黒田清輝:    落葉  草つむ女

久米桂一郎:   林檎拾い  秋景

藤島武二:  ティヴォリ、ヴィラ・デステの池

斎藤豊作:     風景

太田喜二郎:   風景  サン・ピエール寺院

児島虎次郎:     ルクサンブール公園の噴水

中沢弘光:   舞子




ジョセフ・H・グリーンウッド

リンゴ園   1903年





デヴィト・パーシャル

ハーミント・クリーク・キャニオン 1910-16年





フェルメール好きにはたまらない

フランク・ウェストン・ベンソン

ソリティアをする少女   1909年

スペインの巨匠 ベラスケスからも影響を

受けている。




ベラスケス      展覧会にはありませんよ

世界3大名画のひとつ

『ラス・メニーナス』(女官たち)(1656年)

プラド美術館で観た




トーナリズム

アメリカにおける雰囲気や影を強調する

フランスのバルビゾン派から派生した

風景画の芸術スタイルである。

日本では色調主義とも言う


暗い色、灰色、茶色や青などの

色が構成を支配する画風で風景画を描く


代表的な画家には、

ジョージ・イネス、

トマス・デューイング

ジェームズ・マクニール・ホイッスラー

ドワイト・ウィリアム・トライオンなど


イネスとトライオンを紹介します。



ジョージ・イネス

森の池   1892年





ドワイト・ウィリアム・トライオン

秋の入り日  1908-09年 浸み入るような夕日





ジョン・ヘンリー・トワックマン

滝   1890年





ヨゼフ・イスラエルス

砂丘にて   1890年





エドマンド・チャールズ・ターベル

ベネチアン ブラインド   1898年





アンデシュ・レオナード・ソーン

オパール    1891年




モネの睡蓮








ウスター美術館











アメリカの印象派の特色のひとつが、

アメリカらしい風景を描くこと

出展されたアメリカ絵画の多くは

ニューイングランドの 美しい自然

ウスター美術館を代表する風景画家、

ジョゼフ・H・グリーンウッドは

地元ニューイングランドの穏やかな風景を

明るい色調と印象派風の筆致で描いた。



今回あまり知られていない

アメリカの印象派のことを

知ることができた。


名画に出会えることは、

感性を

人生を

豊かにしてくれる❣️


出会いに感謝‼️