第1回目の記録。

 

数ある自分史のロックの歴史を思い返しながら、いろいろ悩んだ挙句

1回目はルースターズにしました。

 

僕は高校生の1年生からルースターズやストーンズ、ブルースナンバーをカヴァーしたバンドをやっていました。

担当はギターです。

使い慣れないデかくて重いグレコのレスポールスタンダードは当時の宝物でした。

初めてのコンテストではボロクソに貶されましたね。

まだ覚えてます、ステッペンウルフの「BORN TO BE WILD」とザ・キンクスの「YOU REALLY GOT ME」の2曲。

高校1年生の僕はパワーコードをガンガン鳴らすだけの力技が唯一の奏法。

 

当時のメンバーや誰かの記憶に残っているでしょう。

 

話は遡り、中学2年生の頃にルースターズって言う攻撃的なロックンロールをやっているバンドが九州にいるという記事を雑誌で読みました。

 

ザ・ルースターズ

Vo、大江慎也

Gt、花田裕之

Ba、井上富雄

Dr、池畑潤二

 

雑誌で見たルースターズはラフな格好をし小さなライブハウスで歌っている姿でした。

現代のようにYOU TUBEですぐに音楽を聞いたり、見る事が出来なかった時代です。

ちょうどセカンドアルバムをリリースしたころかな?

↓まさにこの感じでした。

 

中学生の僕は「見た目」だけで絶対にカッコイイはずだ!と決めつけました。

いわゆる「めんたいビート」と言われる、ロッカーズ、アクシデンツ、UP BEAT、ARB、サンハウス、などなど九州がめちゃくちゃ元気だったころですね。

 

雑誌の情報を見ただけで感覚的にカッコイイと感じた私は、なけなしのお小遣いで、ルースターズの1stアルバム「THE ROOSTERS」をレコード盤で購入。

 

↓どこの田舎者? ヤンキーのようなルックスww

しかしながらこの姿からは想像も出来ないルースターズサウンドを作り上げていくのです。

 

 

 

いつも通っていたレコード屋さんからの帰り道、ドキドキドキドキが止まらず自分の部屋に閉じこもるとレコード盤を開封し歌詞カードを少しばかり眺めてからゆっくりとレコード盤に針を落とす。

 

1曲目の「テキーラ」!

池畑のドラムから始まるこの曲がいきなり目を覚まさせます。

2曲目の「恋をしようよ」ギターリフからの大江の震える声!

たまらん!

 

心臓は爆発寸前!!

 

大江慎也の独特の「声」とリズム隊の爆発的な勢い花田さんのシャープなギターと大江のサイドギターがもみくちゃになりながらも、スピーカーから出てくる音はまさにロックそのもの。

 

短めな曲のロックンロールが多い中、アルバム最後の曲「ROSIE」を聴いた時にルースターズの「未来」を観た気もします。

 

ルースターズに関しては数回にわたり書き殴りたいと思っていますので、初回はこの辺で終わります。