総合的な探究の時間の目的は様々ありますが、課題発見力と課題解決力の育成がその一つ。

そのためには自分自身で課題「問い」を立てることが第一歩となります。

その「問い」を出発点にして、仮説を立て、調査研究、発表を1サイクルすると、また新たな「問い」が生まれる。

その過程を繰り返す中で、問いが深まり、仮説の精度が上がり、調査研究や発表の質が高まる。

何より、その過程で様々な非認知能力が高まるという考えのもとでこの授業は展開していきます。

文部科学省HPより引用

その際、ポイントは「生徒個人個人の興味関心に基づいて探究を行うこと」です。

自分が興味があることだからこそ、真剣に前のめりになって取り組むことができます。

自分が興味があることに関連したことだからこそ、社会の課題や社会にとってプラスになることに気が付くことができます。

そして、自分が興味があることだからこそ、やっていて楽しい。

この考え方をSTEAM教育と絡めて持ち込んだのが経済産業省が提唱している以下の図です。

経済産業省作成資料より

このように、循環を繰り返しながら、生徒の学びが深まり、学習意欲も高まるというのが本コース設立の大きな目的でもあります。

さて、1学期まではインプットがメインであった総合的な探究の時間ですが、いよいよ個人探究を通したoutputの始まりです。

まずは生徒自身の中にある興味関心からスタートします。

その際、マッピングという思考ツールを使用し、次々と連想ゲームのようにテーマを考えていきます。

それぞれが自分自身の中にある興味関心をスタート地点に考えを拡げていきます。

次のステップが問いを立てることです。

先ほどのマッピングで拡げた自分自身の中にある興味関心を出発点にして、問いを立てていきます。

問いは複数出してから、それぞれ仮説を立てる中で厳選していきます。

これからの展開が楽しみです。

総合的な探究の時間ー個人探究の始まりー