「薬師寺」から徒歩約10分で「唐招提寺」に到着しました。
唐の高僧「鑑真和上」は日本からの熱心な招きに応じましたが、当時の渡航はとても厳しく、5度失敗して盲目になり、6度目の渡航でようやく平城京に入り来朝されたそうです。
鑑真和上が759年に創建されたのが「唐招提寺」で「世界遺産」に登録されています。
金堂
金堂 (国宝)は、奈良時代の最大の建築物
中に入ると
左 千手観音立像 中央 御本尊の盧舎那仏坐像 右 薬師如来立像
(写真はお借りしました)
いずれも国宝です。
特に「千手観音立像」の迫力に圧倒されました。
講堂
「戒壇」
正式な僧になるための授戒の儀式を行う場所だそうです。
日本最古の肖像彫刻で有名な国宝の「鑑真和上坐像」は、6月5日〜7日しか公開されないそうです。
残念!
その代わりに、いつでも拝観できる「お身代わり像」があります。
開山堂
ガラス越しに見える鑑真和上の「お身代わり像」
けれども写真は撮れませんし、お堂を正面から撮ってはいけません(笑)
門をくぐって
「鑑真和上御廟」は鑑真和上のお墓です。
65才で来日して天皇をはじめ多くの人に授戒を行いました。
生誕688年〜763年没
井上靖氏の小説「天平の甍」は、高僧を日本に招くという使命を託され唐に渡った若僧が、鑑真を伴って帰国するまでの苦悩の道のりを描いているそうです。
ありがとうございました。
帰りは、近鉄西ノ京駅までバスに乗りました。
短い距離ですが、暑かったので(笑)