倉敷の美観地区でも一際目立つ存在の大原美術館
ずっと来たいと思っていた美術館に、やっと来ることができました。
倉敷紡績(クラボウ)をはじめ中国電力や中国銀行の前身の社長などを務め、大原財閥を築いた大原孫三郎が、昭和5年に設立した日本最初の西洋美術中心の私立美術館です。
エントランスの両脇の彫像は
ロダンです。
館内は撮影禁止なので写真はありませんが、名画が揃っていて見応えがありました。
海外の絵画は、モネ、ゴーギャン、ピカソ、ルノアール、コロー、エルグレコ ルソーなど
日本では、岸田劉生、藤田嗣治、棟方志功、児島虎次郎 など
この絵は岸田劉生の「童女舞姿」ですが、
岸田劉生は「麗子像」が有名ですね。
岸田劉生の娘がモデルのようで、数多く描かれていますね。
私はブリヂストン美術館 (現:アーティゾン美術館) や上野の国立博物館で観ました。
顔がちょっと怖いですね。実物は違うそうですね (笑)
大原美術館に世界の名画コレクションがあったため、倉敷は第二次世界大戦で爆撃を受けなかったそうです。
そう言えば、京都や奈良も…
モネの睡蓮の庭
大原美術館にあるモネの絵画「睡蓮」は、児島虎次郎がジベルニーのモネ宅を訪れ、直接購入したそうです。
2000年にジベルニーから睡蓮の株が送られてきたそうです。
↓ 私がジベルニーのモネの家に行った時のブログはこちらをご覧ください。
工芸館には日本の工芸品や東洋の古美術が展示されています。
河井寛次郎やバーナード・リーチの陶芸もたくさん展示してありました。
バーナード・リーチの作品は原田マハさんの「リーチ先生」を読んでから初めて拝見しました。
今まで興味がありませんでしたが、本がとても面白かったので、今回は興味深く観ることができました。
画家や陶芸家のプロフィールを知ることは大切ですね。
分館は長期工事予定のため閉館していました。
本来は分館で展示していた「童女舞姿」などは本館に移動していました。
日本の絵画・彫刻などが展示されているそうです。
年2回公開される別邸の「有隣荘」とのセット券(2000円)を購入しました。
この日が公開最終日だったのでラッキーでした。
大原美術館の向かい側にある「有隣荘」へ
有隣荘の秋の特別公開として「マティス 光と色と」が開催されていました。
有隣荘は大原孫三郎が病弱な妻のために建てた別邸で、千円で立派な家が建てられる千円普請の時代に、26万円で建てた優雅な建築です。
昭和天皇が宿泊されたそうです。
外観以外は撮影禁止です。
マチスの作品が展示されていました。
庭
ありがとうございました。
モネの「睡蓮」と、児島虎次郎の「睡れる幼きモデル」が可愛かったので、記念にポストカードを買いました。
ありがとうごさいました。