BYRDS

 

ポカポカと陽溜まりの中

プカプカと静かな海に浮かんでる

 

僕は群れから浮浪れたカモメ

仲間達は遠い昔の空

 

メラメラと燃え上がる勇気の炎

パラパラと灰になって落ちてくる

 

僕は群れから離れたツバメ

失くしたものは帰らない

 

キラキラと輝く銀色の空に

梲の上がらない夢を飛ばしてる

 

ギンギンと煌めくシャンデリアの夜に

不埒な性愛が透けて見える

 

リンリンと降り注ぐ白夜の向陽

シンシンと心を犯して積もっていく

 

僕は群れを成せないカラス

ひとりぼっちで夜に泣く

 

 うつりにけりな

 

気まぐれに揺れて

そこはかなと散る

 

昨日まで本当だったことが

音を立てて崩れ落ちる

 

いろはなほへと

ちりぬるをわか

 

さっきまで泣いていたお前が

突然に笑い出す

 

花の色

うちりけりな

徒に

 

 Dreams Gone

 

少年の頃夢見てたこと

汚れちゃってドブ川の底

 

少年の頃夢見てたこと

捨てられちゃってゴミ箱の中

 

惨めなくらい情けなく

哀れなくらい可哀想

 

少年の頃夢見てたこと

儚く消えて線香花火

 

少年の頃夢見てたこと

幻になって冬の陽炎

 

悲しいくらい淋しくて

泣きたいくらい口惜しい

 

The BYRDS "Turn! Turn! Turn!"