遠い日の夢を見てる
春爛漫と茶畑に
浅い陽炎が立ち昇る

遠い日の夢を見てる
蚊帳の中の熱帯夜に
お袋の寝息の子守唄

遠い日の夢を見てる
小春日和の山の向こうは
どこまでも紅に染まってる

遠い日の夢を見てる
木枯らしに凍えた指を
お袋の温かい手に絡ませる

やり直そう
まだ間に合うかもしれない